真田信之 弟・幸村をしのぐ器量を備えた男

真田信之 弟・幸村をしのぐ器量を備えた男

650円 (税込)

3pt

信州・上田城に拠り、わずかな軍勢で徳川の大軍を散々に打ち破ること二度。大坂の陣においても家康の本陣に肉薄し、あと一歩のところまで追い詰めた「真田」。徳川家にとってまさに“天敵”ともいえるこの真田家が、信州の一大名として明治維新まで生き残ることができたのは、あまり知られていない。その最大の功労者が、真田信之である。織田・徳川・豊臣・上杉・北条といった大勢力の狭間にあって、父・昌幸とともに戦国の動乱を巧みに乗り切り、関ケ原の折には、決死の覚悟を見せることで西軍に味方した昌幸と弟・幸村の助命に成功、家康からは譜代大名と変わらない厚き信頼を勝ち取った信之。のちに、“天下を飾る者”としてその器量を称えられた彼こそが、真田の家を長久ならしめた「名将」にして「名君」だったのだ。戦国史上、燦然と輝きを放つ昌幸と幸村の武名に隠れて、これまでほとんど語られることのなかった真田信之の生涯を描いた力作長編小説。

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真田信之 弟・幸村をしのぐ器量を備えた男 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    PHP文庫のこういった歴史小説は背景の説明に力が入りすぎで人物がおろそかになりがちだがこれは違った。
    織田、上杉、北条、徳川、豊臣を泳ぎきった昌幸の手腕にも恐れ入るし、幸隆が信玄に仕える経緯や、長篠の戦や武田氏滅亡までの流れにここまでの情報は今まで手にしたことがなかったので凄く勉強になったし。そもそ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    冒頭からやられました。子供の頃の仲良し兄弟。お花。そして晩年の穏やかな、でも一人残された信之の寂しさ…。真田家を守った兄の生き様がとても美しいです。父も弟もきっと全力で兄を誉める。泣きました。小説としても好きです。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    信幸大好物な身としては、本があるだけでも手放しで喜んだのですが、内容に更に喜ばされっ放しです。

    冒頭とか、三傑のお祝い(豪華!!)とか。
    兄弟の仲が良いのも真田さん家の特権。微笑ましい部分もあり、信頼関係が素敵です。良い兄弟。

    後半はやっぱり巻き巻きで。
    上下巻であって欲しかったです。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    信幸が主役の小説!ってだけでもうもう飛び上がるほど嬉しい限りだったのですが、内容もなかなかよかったです。
    幸村との関係、そして何より晩年の描写がいい。
    穏やかに日の光の中で亡くなっていて欲しいと願ってやまない方なので、個人的には満足できた一冊でした。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    少々淡々とし過ぎの印象を受けますが、かなり読みやすいです。
    一気に読みきってしまいました。
    悪者が居ない。珍しい本です。

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    Posted by ブクログ 2010年05月22日

    普段は「幸村の兄上」と言われることが多い気がしてならない信之が主人公の話で、幼少時端午の節句を祝うところから始まり信之の死後後を追った右近の死までが描かれております。真面目を絵に描いたようで時折見せるお茶目さ加減が絶妙な信之です。個人的には好物です。中でも信之と右近の主従。最晩年の手を取り合う場面な...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    待ってましたの冠小説。幼少期から晩年まで網羅。
    側室の右京が出ているとっても稀有な小説。
    徳川三傑のディナーショー。。。みたい。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    上田城で徳川の大軍相手に、二度も巧みなゲリラ戦で勝利を収めた父。大坂の役でその名を一躍広め、家康本陣に攻め込んで華々しく討死した弟。その二人の武名に隠れて、これまであまり語られることのなかった真田信之とは、どのような男だったのか。
    家康の養女を妻にし、徳川派に染まってゆく信之。関ヶ原の戦い前、ついに...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    戦国時代に父・真田昌幸、弟・真田信繁(幸村)と袂を分かち、明治まで真田家を存続させた真田信之の人生物語。
    大阪冬の陣で華々しく散った弟の真田幸村の方が、後に数々の
    物語を持って有名になってしまい、その影になってしまって存在が希薄な感じがするが、実は知略、武勇、人間性において、
    大変に優れ、魅力的な人...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年02月08日

    まあまあ。いちおう小説のようだが、場面の移り方不自然だったり誰の台詞がわからないなど、同じところを何回か読まないと進めない文章力。

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