改造空母『遠鷹』戦記 ガダルカナル攻防戦

東剛道

拿捕した米空母エンタープライズを改造した『遠鷹』を率いる第二機動部隊は、ガダルカナルの火消し役としてソロモン諸島に派遣されていた。一方米軍は護衛空母による任務部隊を編成、ソロモン諸島の制空権を確保し反撃の糸口を探る。…日米激突の結果は！？

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 歴史・時代 / 戦記（フィクション）
• 出版社: 学研
• 掲載誌・レーベル: 歴史群像新書
• ページ数: 232ページ
• 電子版発売日: 2016年02月12日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★☆]

　一巻完結と思っていたので続刊が発行されたことにまず驚いた。ガダルカナルをめぐる日米の攻防は仮想戦記における一つの約束事であるが、ちょっと変わった結末を迎えたのも新鮮だった。また、遠鷹が独立して動けること生かした頭脳戦で、米海軍を、時に味方を翻弄する様子はなかなか面白かった。本作において遠鷹がキープレイヤーとして戦局にどのような影響をあたえるのか楽しみである。