愛と憎しみの豚

愛と憎しみの豚

671円 (税込)

3pt

4.3

牛や鶏と並んで日本の食文化に広く浸透する“豚”。この生き物は世界の国々でどう思われ、どう扱われているのか。コーランで禁忌とされる豚、食糧難解決のため大量飼育される豚、風刺画の中の豚。その存在は神聖か、不浄か。著者は真実を見極めるため、イスラム圏、旧ソ連圏を経て極寒の地、シベリアへ。豚を通して見えてくる文化、宗教、政治、歴史とは? 独自取材で挑む渾身のノンフィクション。

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愛と憎しみの豚 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2015年02月11日

    これは必読。颯爽としたスピード感、知的欲求心のくすぐりかた、食べてみたいと思わせる食事の描き方。読書ってこれだからやめられないという幸福感に満ち溢れる。ものすごくおもしろい。著者のオフィシャルサイトに行ってみたら、本に掲載されていなかった写真や、本にもある写真がカラーでアップロードされていました。
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    Posted by ブクログ 2022年03月14日

    豚を訪ねて三千里。

    世界の養豚と豚肉料理を追って世界を巡る旅。宗教によっては禁忌される豚。生産性という観点では効率よくしかも脂肪分が多いという。

    なぜ豚が好まれ、また嫌われていったのか。筆者の探求は留まるところを知らない。
    チュニジア、イスラエル、日本、リトアニア、バルト三国、ルーマニア、モルド...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年05月31日

    世界のある地域では神聖視され、別の地域では忌避され、また別の地域では食料として重要な存在である豚さんの存在を追ってイスラム世界や旧ソ連を旅したルポルタージュ。万全の計画に基づくわけではなさそうな、わりと行き当たりばったりの旅の様子が描かれていて、それはそれで面白い。へんに分析的だったり、お膳立てや入...続きを読む

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