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銀座の文壇バー『ミューズ』に夜な夜な現われる、大御所ミステリー作家・サンゴ先生こと辻堂珊瑚朗。普段はホステスにちょっかいを出し、葉巻をくゆらせ、バーボンをたしなむサンゴ先生だが、一度不思議な謎に遭遇すると、さりげなく推理を披露する。『ミューズ』でアルバイトする「僕」の視点から、ライバル作家との推理ゲームを繰り広げる「シチュエーションパズルの攻防」、銀座一のホステスの伝説を追う「ダブルヘッダーの伝説」など、五つの謎を描く。男女の駆け引きに絡む謎を軽やかに解き明かす、遊び心あふれる安楽椅子探偵ミステリー。
...続きを読むPosted by ブクログ 2013年10月29日
銀座の文壇バー「ミューズ」で示される謎。それを解き明かすのは大御所作家の辻堂珊瑚朗だった。
何から何まで芝居がかった雰囲気で語られていきます。まず舞台設定からそうですし、サンゴロウ先生のキャラクター設定も今時それってありかと思えるほどの感覚。そんな舞台設定だからこそ盛り上がれる謎とその解明なのかも。...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月31日
竹内真による、安楽椅子探偵の連作短編集。
舞台は文壇バーで、探偵役はミステリ作家。
タイトルから少し捻ったものを想像するが、中身は古典的で割りとストイックな安楽探偵もの。ただし書き口はライトで読みやすく、登場人物も喜劇的な雰囲気にマッチしてるので、負担なく読める。
表題作は気にはいったが、求めていた...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年04月18日
ライとなパズル。
探偵役である珊瑚朗先生が粋。単なる謎解きではなく、そこに誰もが素敵に見えるような、そんなオチをつけてくれる。
銀座のバーを舞台にしているだけに、男女の話も出てくるが、あくまでも軽やかで、珊瑚朗先生が女性を立てる姿が良い。
それに比べると真実にこだわる主人公のボーイはまだまだ青い。
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Posted by ブクログ 2016年10月29日
竹内真という名前は聞いたことがなかったが,本屋さんでたまたま見つけて,裏表紙に載っている解説を見て購入した作品。5つの収録作品からなる短編集。登場人物などは共通だが,北森鴻の共犯マジックや,若竹七海のぼくのミステリな日常のように,全ての短編を通した謎が存在するわけではない。いわゆる,日常の謎系のミス...続きを読む
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