歴史と私 史料と歩んだ歴史家の回想

歴史と私 史料と歩んだ歴史家の回想

968円 (税込)

4pt

3.8

日本近現代史研究を牽引してきた大家が、八〇年以上にわたる自らの歩みを語る。若き日の共産党体験、歴史観をめぐる論争、伊藤博文から佐藤栄作にいたる史料収集と編纂、岸信介、後藤田正晴、竹下登などへのオーラル・ヒストリー……。その秘話やエピソードは、歴史の面白さを伝えると同時に、史料を集め、次代へ引き継ぐ歴史家の責任の重さをも物語る。史料を駆使して、近現代史を切り開いた泰斗の稀有な回想録。

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歴史と私 史料と歩んだ歴史家の回想 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日記・書簡の史料収集、歴史観論争、そして政界、官界へのオーラル・ヒストリー。近現代史を切り開く。
    日本近現代史を牽引してきた大家が、八十年以上にわたる自らの歩みを語る。その秘話やエピソードは、歴史の面白さを伝えると同時に、史料を集め、次代へ引き継ぐ歴史家の責任の重さをも物語る。史料を駆使して近現代史

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    2015年06月13日

    Posted by ブクログ

    東大名誉教授の日本近現代史学者である伊藤隆氏の自伝というか、オーラル・ヒストリー。1人の歴史家の人生として、非常に面白かった。
    著者は、学生当初こそマルクス主義を信奉していたが、その後、反マルクス主義、実証主義を貫き、反対の立場の歴史学者からは、「反動歴史学者」や「御用学者」と非難されてきた。著者の

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    2015年06月26日

    Posted by ブクログ

    法学部の武田先生をはじめ知り合いが沢山登場していた。ちょっと驚いたのは、先年亡くなった経済学部の加藤瑛子先生(日本経済史担当)が登場していたこと。東大100年史の編纂に携わったことがあるらしい。また東日本大震災時の佐賀香織さんとのエピソードも出て来る。

    また116ページに後藤隆之助保管の海軍省調査

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    2015年06月11日

    Posted by ブクログ

    実質的に歴史学界裏面史の回想禄。著者の破天荒ぶりと同時に、東大法学部の岡義武が真面目な人だったということが印象的であった。

    0
    2015年04月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     これぞ歴史学者、というのが良く分かった。ただ過去の文献を調べるだけではなく、目録作成などアーカイブもしっかりやろうとするあたりが一流の歴史学者だということを感じさせる。実際にその人物から話を聞いて調べる「オーラル・ヒストリー」という言葉は初めて知った。
     岸信介や中曽根康弘、渡邊恒雄へのインタビュ

    0
    2021年07月10日

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