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クーポンを使えばとってもとっても節約ができる! 夫がお金持ちから一転、破産寸前になるが、妻のマディは慌てない。クーポンを活用した倹約術を極めてブログにアップし、たちまち人気者に。が、ある日、買物先の店員に万引き犯と間違われ口論になる。やがてその店員が不審な突然死を遂げ、マディが容疑者に!
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Posted by ブクログ
前半はやや散漫なところもあるけど、中盤からぐいぐい引き込まれた。クーポンをめぐるアメリカの買いもの事情も興味深い。複雑な割引率のクーポンを駆使して節約に精を出す主婦の日常がとてもリアルだし、ミステリー部分もしっかりしていて良かった。次作も楽しみです。
安売りだからってモノを買う人。クーポンがあると最大割引率を目指すためにガンガン物を買う人、いません? 「えっそれってお買い得なの?」と突っ込みたくなる人。 ヒロインのマディはエセレブのクーポンマダム。世間的にはセレブと思われているが、家計は火の車だし、家族はのんきにそれまでの生活レベルを守って...続きを読むいる。マディは匿名のクーポンマダムとして、家計のお助けサイトを作り(それで収入を得ている?)。 「マディは何もしない方がお得なんじゃないかな」と思いつつ、割引にかける情熱やクーポンの使いっぷりは笑える。よいコメディエンヌだ。 そんなクーポンマダムの登場するミステリは、謎解きよりも人物造形とアメリカ社会の風景(セレブやホームパーティや度を超したように見える健康志向など)に興味を惹かれる。 ただ……これ面白いけど、続刊が翻訳されるか微妙である。新レーベルだとどうなんだろうね。
ハヤカワが昭和女子大とコラボしたシリーズの1冊です。 「クーポンマダム」・・・クーポンと、マダムですよ! 不釣り合いなことこの上ない二つの単語が、主人公を充分に表しています。 主人公マディはセレブ奥様。夫は地元の名士、人気テレビ番組の司会者。悠々自適の生活だったのに、その夫が破産!! えーー、...続きを読むファイナンシャル番組の司会者なのに?! 体面と生活を保つために、彼女はクーポン片手にバーゲンを駆け巡り、人気ブロガー「クーポンマダム」となったのだ!! そして、事件に出くわす、と。(でないとお話にならない。) 面白そうでしょう? しかし、この本、すっごく読みにくかったです。 とにかく、チャカチャカしている。 あんまりこんな表現は使いたくないけれど、もうなんというか「散らかっている」を通り越して、チャカチャカ。 シリーズものの1冊目というのは、作者も話もどうしてもアイドリング状態になるようで、散らかった、読みにくいものになりがちですが、 それにしても激しすぎます。 主婦の仕事、セレブの仕事、ブロガーとしての仕事、実際一人の人間がするときには、同時進行で色々やらなくてはならないでしょう。 しかし、文章一段落の中でそれを全部やりきるのはどうでしょうか? 原文がそうなのか、翻訳がそうなのか、両方がそうなのかわかりませんが、もうちょっとなんとかしてほしいです。 その上、登場人物が多い。家族、ショッピングモール、友人・・・いっぱい出てくるのに、人物紹介が不親切! みんなが頼りにしている、あの本の折り返しにある紹介が、たった数人! これは1冊の本としては不親切だし、なによりミステリーなら致命的なミスでしょう。(理由はミステリー好きにはわかるはず。) 「人物紹介があんまり多いと、難しい本だと思っちゃうから・・・」とか、変な勘違いでもしましたか? 「マダム」が主人公のこの話を、女子大生はどう読んだのだろうかと、巻末の彼女らの対談を楽しみにしていたのですが、まったくもって、期待外れでした。 ぽーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっとした会話、いや会話ともよべない、なんにもないものが、ただ、羅列されているだけ。 おもろないねん。 最近の女子大生は・・なんて言いません。同じシリーズの『ケチャップ・シンドローム』はこのページも興味深いものでしたから。 なんか、残念な感じですが、読後に自分でも驚きました。 2冊目も読みたいと思ったのです。 5分の2をすぎたころから、話のテーマが定まってきたからでしょう、読みやすくなってきました。さらに、ラスト近くになると、脇目もふらず読んでいました。 面白かったんです。 ミステリー部分が「わお、アメリカ的!」と感じたのも理由でしょうか。 巻末の、2冊目のあらすじを見るに、1冊目よりさらに面白そうです。 アメリカでは3巻まで出ているそうです。 願わくば、2冊目以降が、もうちょっと読みやすいものでありますように!
最後に意外がふたつ。 へぇ〜、そうだったんだ〜となります。 ま、ミステリですからどんでん返しはお約束でしょうけど。
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