騙されてたまるか―調査報道の裏側―

騙されてたまるか―調査報道の裏側―

660円 (税込)

3pt

国家に、警察に、マスコミに、もうこれ以上騙されてたまるか――。桶川ストーカー殺人事件では、警察よりも先に犯人に辿り着き、足利事件では、冤罪と“真犯人”の可能性を示唆。調査報道で社会を大きく動かしてきた一匹狼の事件記者が、“真実”に迫るプロセスを初めて明かす。白熱の逃亡犯追跡、執念のハイジャック取材……凄絶な現場でつかんだ、“真偽”を見極める力とは? 報道の原点を問う、記者人生の集大成。※新潮新書版に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。

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騙されてたまるか―調査報道の裏側― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年02月19日

    本書でも概要について触れられている、”殺人犯は~”、”桶川~”は既読で、その真相追及力にかなり信が置けると思っている著者の手になる、”騙されないため”の新書。それを読まない手はない。情報の裏を見抜く力が弱い…という自覚あるし。ここでもやはり大切とされるのは、小さな声からの気づき、な訳ですね。

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    Posted by ブクログ 2020年01月03日

    情報を鵜呑みにせずに自分の頭で考え裏づけをとること。
    これの大事さを全章に渡って書き続けている本書。
    清水さんのジャーナリズムのあり方が好きでどの本も読んでいるので中には知っている話などもあったが、日系ブラジル人が殺人を犯したあとに母国に逃げ帰っているところに突撃した話や時効撤廃についての考え方や司...続きを読む

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    購入済み

    騙されてたまるかを読んで。

    2019年02月10日

    一般人がどの情報が正しいのか見極めるのは難しい。新聞、雑誌等で私が行っている方法は、どの新聞がいち早く報道したかではなく、その記事を書いた人の署名があるかないか、事件、事故の続報が日を追うごとに詳細になっているか、と、どの新聞、雑誌が何を取り上げているか、同じ問題を取り上げているならば、それぞれ何を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年05月03日

    調査報道、あまり聞き覚えのない言葉かもしれない。
    ドキュメンタリーだけが持つ真実の重み。
    被害者や遺族、関係者の心の叫びが聞こえて来ます。

    桶川ストーカー殺人事件、
    冤罪・足利事件、
    箱館ハイジャック事件、などなど
    筆者が携わる事件は、非常に多岐にわたる。

    様々な事件を通して、真実が浮かび上がる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年05月06日

    面白い。
    やっぱり真実は現場にあるよなあ。
    全然関係ないはずの、自分の、ITの仕事にも通じることがあるなあって思ってびっくりした。
    なにか障害が起きたとき、プログラムの設計書を眺めるのではなく、実際に動いてるプログラムのソースを見るのが結局一番真実に近い。
    結局情報なんて伝言ゲームがほとんどだよなあ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年10月10日

    桶川ストーカーの話と、北関東連続殺人事件の調査報道の話はさすがに、単行本の方が充実していてダイジェスト版でしたが、その他のエピソードも圧巻でした。中でも、最後の特攻隊の話は感動的で、そのお話でじっくり1冊本にしてほしいくらいでした。

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    Posted by ブクログ 2016年08月31日

    「桶川ストーカー殺人事件」で桶川事件、「殺人犯はそこにいる」で足利事件について事件の真相を警察よりも早く暴いた衝撃的なルポを発表したジャーナリストが語る調査報道の極意。

    著者の報道の原点はタイトルの通り「騙されてたまるか」。真相が闇に葬られたり、捻じ曲げられることに、報道人として我慢できない。こう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年05月05日

    「10取材して1を書け」の1が書いてあるのだと思う。息つく暇もなく読み終わってしまう。「裏取り」の大切さ、身にしみる。コミュニケーションの分野で仕事をしていると、昔より今の方が、事実確認の大切さは増しているのではないかと感じる。一方、ジャーナリズムや刑事事件、弁護士などの仕事をしている人が「裏取り」...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年01月25日

    「騙されてたまるか」に込められた執念が凄まじい。
    マスコミ関係者必読の書だろう。
    ただ、報道はそう簡単には変わらないだろうな。
    マジメに裏取りなんてしていたら商売にならない人達が多過ぎるから。
    受け手が成長しなくては。

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    Posted by ブクログ 2016年01月16日

    「桶川ストーカー事件」、「足利事件」の真相をつきとめた報道記者の事件録。自分の足で調査したからこその臨場感が生々しい。ミステリー小説を読んでいるかのような味わい。「足利事件」の犯人と思しき人物を著者が特定し、軽鎖kつにもその情報を渡しているにもかかわらず、警察が一向に動こうとしないところには激しい憤...続きを読む

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