この世にひとつの本

この世にひとつの本

753円 (税込)

3pt

3.5

「ユーレイが消えた!」――著名な書家の幽嶺が、山奥の庵から忽然と姿を消した。後援していた大塔印刷では、御曹司の三郎に捜索をまかせることに。だが、工場でもあいついで病死者が出るという異常な事態が起こっていた。これは会社存亡の危機だ! いささか頼りない三郎は、有能な社長秘書の南知子と、切れ者ながら史上最速で窓際族になった社史編纂室の建彦の助けを借り、事件を探りはじめる。病死はただの偶然か、それとも無版印刷をめぐる陰謀なのか? そして、一見まったく関係がなさそうなそれぞれの事件は、世界に一冊しかないある書物へと、つながっていき――。「文字」を愛する活字中毒者に贈る傑作ミステリ。/解説=古山裕樹

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この世にひとつの本 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2018年09月22日

    失踪した書家の謎を追う話かと思ったら、社内で続いた
    病死が問題になったりとびっくり。
    秘書を愛人にする社長、しかも、そんな趣味かーいに唖然(笑)
    そのくせ、盗聴後のあれはひどい。
    調査する社長の息子より、腋の2人が面白かった。
    でも、事件の謎はどちらも、ちょっと納得しにくくて残念。

    0

    Posted by ブクログ 2018年12月27日


    直木賞作家門井慶喜さん、大手印刷会社の御曹司が行方不明になった有名書家捜索と工場内での連続する白血病の謎に迫るお手軽ミステリー。本とは印刷物を大量生産し多くの人が読むことが出来るしかし印刷以前は書き写さなければならなかった。一点もの複写物との価値感が面白く読めました。

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