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「『躾』の為っていない奥様は、私が『躾』をさせていただきましょう」
ある企みを見破られ、その『罰』として少年執事トオルの『調教』を受けることになった弥生。
「だって……アタ、アタクシ…男の人には感じないのですもの」
幼い頃から女性同士の愛に浸ってきた弥生は、夫との夜でも感じることがなかった。
若い男に抱きすくめられ、首筋に這う唇から逃れようとする弥生は、まるで処女のようにもがき続けた。
自分よりずっと年下の少年の指が信じられないほど軽く触れて神経をざわめかせる。
「はぅ…っん……そん、な……」
「いけない奥様だ……」
ヒクッと弥生の怯える視線がトオルの顔に向けられる。そこにあるのは――残酷なまでの『調教師』の微笑み。
次第に従順になってゆく弥生に、トオルはある宿題を出した。
その宿題とは……。
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