色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

794円 (税込)

3pt

多崎つくる、鉄道の駅をつくるのが仕事。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。
何の理由も告げられずに――。
死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるは、新しい年上の恋人・沙羅に促され、あの時なにが起きたのか探り始めるのだった。全米第一位にも輝いたベストセラー!

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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 のユーザーレビュー

大学時代、一方的に親友4人に絶縁を宣言された多崎つくる。過去を乗り越えるため、36歳になった彼は絶縁の理由を求め元親友たちを訪ねます。次々と明かされる絶縁の真相と深まる謎。衝撃の結末に読み返さずにはいられない作品です。
恥かしながら村上春樹作品をきちんと読んだのはこの作品が初めてでした、好き嫌いが分かれると聞いていましたが、面白さのあまり止まることなく一気に最後まで読み切りました。
私がこの作品をおススメしたいポイントは、解釈が無限に存在するというところです。私は読み終えたとき興奮が冷めやまず、勧めてくれた友人に連絡しそのあと2人で結末について長らく議論を交わしました(笑)
読めばその回数だけ新しい発見があるはずです。あなたもぜひ新しい解釈を見つけてみては^^

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「中身のある人生とは何か」30代が目前に迫り、漠然とした悩みを抱える自分に深く刺さった一冊でした。

    僕にはたぶん自分というものがないからだよ。これという個性もなければ、鮮やかな色彩もない。こちらから差し出せるものを何ひとつ持ち合わせていない。そのことがずっと昔から僕の抱えていた問題だった。

    平凡

    0
    2025年11月03日

    Posted by ブクログ

    僕が読むべき時、それは高校三年の夏、秋ごろだった。まさに間違いのない時期に本作を読めた思い出はいつになっても心にずっしり残る読書体験だった。何度読み直しても、心が正しく刺激される。

    0
    2025年08月20日

    Posted by ブクログ

    すらすらと物語に引き込まれていった。小説を読むのが久しぶりだったがまったく苦ではなく、早く次の展開を知りたいと思える作品だった。最後は結末を描かない手法、もったいぶらせる展開が村上春樹なのか。他の作品も読みたいと思った。

    0
    2025年08月19日

    Posted by ブクログ

    描写が素晴らしくて、情景が鮮やかに伝わってくる。音楽もスマホで探して聴きながら読んだりして、それも新鮮で、すご〜く楽しめた。うーん、たぶん沙羅とは結ばれなかったかなーって思う。

    0
    2025年06月10日

    Posted by ブクログ

    言わずと知れた大御所の作品だ。
    こう表現するのは烏滸がましいけれども、僕自身の断片みたいな内省的で瞑想的な人物が次々に出てきて、妙に居心地が良い。

    はるか昔はこの絶え間なく続く省察が堪らないものだったが、今や僕自身がそのような人間になったせいだろう、穏やかな気持ちでスラスラと受け止めることができた

    0
    2025年06月08日

    Posted by ブクログ

    考えても知りようのないことは、また知っても確かめようのないことは、考えるだけ無駄というものだ。そんなものは所詮、君の言う仮説のあぶなっかしい延長にすぎない。

    0
    2025年05月30日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ前に読んで、面白かったなあという気持ちだけしか残っていなかったので、改めて読んだ。
    村上春樹さんの本は、10年前くらいにこの本も含めていくつか読んだのだけど、全て(面白いと思ったのだけど、どんな話なのか理解できていない。説明できない。)と感じたのを覚えている。
    今回も、そうかもしれない笑

    0
    2025年05月28日

    Posted by ブクログ

    10年前に読み、今回再読。
    前回は読後の印象(余韻)が薄かったが、今回はガツンときた。
    自分が歳(読書経験)を経たからか。。

    結果どうなったか気になるが、分からなくても、この作品の心地よさを味わえたので大変満足です。

    また、10年後に再々読したい。

    0
    2025年05月05日

    Posted by ブクログ

    情景が思い描けるように細かく描写されていて、とても好きな本。タイトルを見て想像していた内容と、実際に書かれていることが全く異なり飽きることなく読みました。

    0
    2025年04月28日

    匿名

    購入済み

     リストのピアノ曲「巡礼の年」。IQ84の「シンフォ二エッタ」と同様に小説を通して常に流れている象徴的な曲である。ピアノ演奏をネットからダウンロードして聴いた。リストはあまり聞いたことがなかったけど、その特徴的な旋律に感銘を受けた。
     村上春樹は多崎つくるを通して何を表現しようとしたのか?彼は村上

    0
    2019年11月27日

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