「人間」としての生き方

「人間」としての生き方

730円 (税込)

3pt

4.5

二十代、三十代、四十代にしておくべきこと、老後を有意義に過ごす考え方、病や死とどう向き合うべきか……。様々な人生論が、書店の店頭に溢れている。それは、わずかな期間に平均寿命が延び、働く目的・働き方が多様化した現代にあって、われわれはいかに生き、いかに死んでゆくかを模索しているからにほかならないといってもよいだろう。本書の原題は、陽明学の泰斗・安岡正篤が、昭和二年に著わした『東洋倫理概論』であるが、平明に言えば、「人としての生き方を述べた本」、その現代語訳である。本書の中で著者は、人生を青年期・壮年期・老年期に分け、「造化(天地の万物)」に逆らうことなく、人として「真っ当に生きること」の重要さを、古今東西の名著、漢詩・和歌等を引用しつつ説いている。それは、先達の人生観の結集といってもよい。時として生きる意味を見失いがちな現代、安岡教学の骨格をなす本書に、その答えを見出すことができるだろう。

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「人間」としての生き方 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    金鷄学院建設に合わせ、魂を入れようと書かれた本書。著者は本書をまだ力不足と感じているようだが、驚くほど格調高い。安岡氏は学問で覚醒した聖人ですね。

    個人、家族、国家・・幅広く取り扱いながら人間の道を説く学問への手引き。東洋の聖賢を引き合いに出しながら、読者を自己の内面にいざなう。文章の背後に著者の

    0
    2011年02月11日

    Posted by ブクログ

    いかに生きるべきかの指針を得た。ものや自己への執着捨て、大我・仁という万物と自分自身がひとつになる心を持たなければならない。

    『誠は天の道である。これを誠にするは人の道である。(中庸)』実に奥行きのある言葉である。

    0
    2012年05月07日

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