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Posted by ブクログ 2023年10月30日
藤本義一が亡くなった後、直木賞作品を含めた4編が文庫化されていたようです。
「鬼の詩」
大阪の落語家、桂馬喬(モデル桂米喬)の執念とも思えるグロテスクな芸を突き詰める生涯を。
「贋芸人抄」
師匠の後を追う漫才師
「下座地獄」三味線の天才。漫才の相方にとその才能を認められるも、コンビを切られた後、下...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月12日
★3.5。
あんまり作家としてのこのお方を知りませんでしたが、結構濃厚な文章を書くお人ですなぁ。関西弁も良い意味でも悪い意味でもそのしつこさが書き言葉として表現されているかと。
ただ、題材が全部キワモノとも言えなくもなく、これでは長く持たないなとは思いましたわ。解説でテレビ云々で不当な評価を受けてい...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月14日
市原悦子さん主演でドラマ化された「女橋」(再放送)が壮絶すぎて、あの藤本義一さんがどんなお話を書かれるのか気になり…
「鬼の詩」は直木賞受賞作品なのだが、まぁ凄絶。桂馬喬という落語家の生涯を描いたもので、「なんの面白みもない陰気な常識人」であったが、異常なまでの愛と執着をもって芸風を改める。が、最...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月23日
藤本義一 さんの作品集。
やはり、川島雄三との出会い、共同仕事、そして最後が
壮絶でもありユーモラスだ。
他の収録作の桂馬喬についての一作。
憐みを誘う芸がエキサイトして、客から馬糞をもらってそれを
喰ってしまうところ。
さらには電球をなめる、最後は自分の痘痕にきせるを36本
突っ込んでそのまま走...続きを読む
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