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遺伝子工学の天才ウラムは、自分の白血球をもとにコンピュータ業界が切望する生体素子を完成させた。だが、会社から実験中止を命じられたウラムは、みずから創造した“知能をもつ細胞”を捨てきれずに、体内に注射して研究所からもちだしてしまった……この新細胞ヌーサイトが人類の存在そのものを脅かすことになるとも知らずに! 奇才が新たなる進化のヴィジョンを壮大に描き、新時代の『幼年期の終り』と評された傑作
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Posted by ブクログ
こんなに映画を見るようにイメージが思い浮かんだ読書ははじめて.... 缶詰を開けるには缶切りが必要!
ベアのまだ初々しさがある長編秀作 表紙 6点上原 徹 展開 8点1985年著作 文章 8点 内容 770点 合計 792点
全然古臭くなくて面白かった。どきどきした。バイオテクノロジーで生まれた知性ある細胞群が、人体を、世界を侵食していく。 初めは人体を自分のたちの住む世界としか考えていない彼らは、住処である人体を調べながら都合よく改変していく。このあたりはかなりグロテスクで怖く緊迫感がある。 やがて人という存在を認識し...続きを読む、人とコミュニケーションを取り始める彼らだが、その辺りからストーリーは全く予想つかない領域に突入していく。人とは異なるミクロの世界を観測する彼らの影響力は凄まじく、人体のみならず世界法則にまで影響しはじめる。彼らは人を、世界をとう変えていってしまうのか。 全く価値観の異なる知性体どうしの出会いと共生の物語は寄生獣を思い起こさせたが、寄生獣が個の変化や個と個のつながりを描いたのに対し、この作品は容赦ない世界のダイナミックな変化を描いているのかなぁと思う。 人間がもし爆発的に宇宙に広がり始めて、星の意識や宇宙の意識を発見し、認識し、コミュニケーションを取り始めたら、なんて妄想も広がる。 細胞内の反応をこんなに詩的に美しくリズミカルに表現できるんだなぁというところも見所の一つ。
バイオ工学がもたらす壊滅的な宇宙の崩壊!SFならではの壮大な展開 人生の50冊 SF編 ベスト1 ヒューゴー&ネビュラのダブルクラウンですが、 今では知る人ぞ知る傑作で、 SF史上初めてバイオハザードが取り上げられた作品です。 「考える細胞」というワン・アイディアを良くぞここまで論...続きを読む理的に展開させた! とSFの持つ底力や可能性を実感しました。 印象的なのは「考える細胞」が増殖して行く中で、 彼らの「観察」や「思考」のエネルギーの総量が、 不可避的に増大し、 それによって世界が崩壊して行く過程が とてもSF的で、いっそ爽快なこと。 そのあり得ない位の飛翔感こそ、SFの醍醐味なのです。
去年話題を呼んだ「ジェノサイド」など「人類という種」の未来を語る小説は今でこそ珍しく無くなったが、その元祖はといえばクラークの「幼年期の終わり」ということになるだろう。 初めて読んだとき、あまりのスケールの大きさに僕らは驚愕したものだった。 そして、その驚愕を全く新しい形で、よりリアルに、より実感を...続きを読む伴って上書きしたのが、「ブラッド・ミュージック」なのだ。 だが、新しい驚愕は「幼年期の終わり」ほど能天気な希望に満ちてはいない。苦い味を伴った究極の問いを読者に投げかけてくる。「進化を受け入れるか、否か、あなたならどうする?」と。
そして人類は、ミクロの彼岸へと旅立つ。 人類の変容を壮大なビジョンで描き切ったSF、という点で、クラーク「幼年期の終わり」と同一テーマに属する作品。 ただし、圧倒的なスケール感で拡散しまくる「幼年期の終わり」に比べ、こちらで提示されるビジョンは徹底的に内向きかつグロテスク。最終章で示される「救い...続きを読む」の気色悪さは特筆モノ。 人類にとってあまり嬉しくない結末である点はこちらも「幼年期の終わり」も一緒だけど、まだ「幼年期の終わり」の方が前向きなパワーがあると鴨は思いたいです。 2作並べてオールタイム・ベスト級の作品ではないかと。
ヒューゴー・ネビュラ賞受賞の超名作。 エヴァの元ネタとしても有名。人類補完はノーストリリアだけど 群体から単体はこっち。 何度読んでもおもしろい!
『幼年期の終わり』は文明的進化と書いたけど、この本では「生命体としての進化の行き先」について考えさせらた。(妄想的に) そしてタイトルのとおり、血液がキーポイント。いつだったか再読の際に「開け!進化のモード!」と叫びそうになった記憶がw
地元新聞の本紹介コラムにこの本を取り上げさせていただいた。もともとSF好きだけど、これでその嗜好を決定的なものにされたって感じ。
ある科学者が開発したウィルスに感染し、人類全体に広がってしまうが…そのウィルスが実は新たな進化の可能性を目指していた。 これもカナリ面白いSFです!
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