なんくるない

なんくるない

512円 (税込)

2pt

相手が離婚を言い出さなければ自分から言い出したはずだった。なのにこんなに悲しくて心にしこりが残ったままなのは何故なんだろう――。堂々巡りの自分から抜け出すために決めた沖縄旅行。がじゅまるが運んできてくれた出会いによって、私は自分自身を許すこと、誰かを自然に好きになる尊さを知った。
表題作「なんくるない」始め、「ちんぬくじゅうしい」「足てびち」「リッスン」を収録。沖縄を愛するすべての人々へ捧げる小説集。

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なんくるない のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ずっと読みたくてたまらなかった「なんくるない」
    普段は行かない店舗のBOOK・OFFで見つけて即座に手にしました。

    私は自分のものにした本には、鉛筆で線を引いたり折り目をつけたり、後々読み返した時や元気がなくなってしまった時に自分を助けるよう目印をつけるのだけれど、この本は線・折り目だらけになって

    0
    2023年11月24日

    Posted by ブクログ

    東京の暮らしに疲れて、あーもうどこか温かいところに逃げたい、と思っていたので選んだ本。
    求めていた以上に、沖縄の空気をふわっと持ってきてくれて、生ぬるい湿気のある風に包まれた気持ちになりました。
    読み終わった頃には、恋したいなぁ〜なんてぼんやり考えられるくらいに充電されました。

    0
    2023年03月14日

    Posted by ブクログ

    沖縄滞在中に読み終わった。
    素肌を焼く太陽の力、すべてを洗っていく海の力などなど、あの島が思い出させてくれた自分の底力のような物が、そのまま描かれていた。

    0
    2022年07月11日

    Posted by ブクログ

    1回目はすごくいい!私の人生の適切なタイミングで舞い降りた物語、と思った記憶があります。

    でも今回読んだらなんだか遠い世界の話のような気がした。自分が変わったということ?同じ物語なのに不思議だ。

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    2021年07月28日

    Posted by ブクログ

    俗に言う、「良い話」でした。

    例えようのない‘‘生きにくさ’’とどう闘っていくか、
    向き合っていくかを教えてくれた気がします。

    よしもとばななさんのデビュー作「キッチン」の織りなす言葉に驚かされ今回、「なんくるない」にも思わず手を出しました。

    朝の光についてこう表現しています。
    「できれば起き

    0
    2019年06月30日

    Posted by ブクログ

    私の思うよしもとばななさんの良さが詰まった短編集だった。これから沖縄に行くから気持ちがより高ぶったのかも。また読むと思う。人の気持ちって生き物なんだって思った。

    2016.4.18


    沖縄旅行の後に余韻に浸りたくて再読。やっぱり良かった。
    2019.5.9

    0
    2016年04月18日

    Posted by ブクログ

    沖縄の自然とあたたかい優しさを感じた。夕暮れ近くなるとなんとも言えない海辺の癒しの雰囲気。
    人懐っこい島人や観光客^ ^。サービス精神満載のタクシー運ちゃん。
    よしもとばななさんの沖縄愛を感じた本。
    孤独で不安で寂しい…孤独じゃ無いよー深く思い詰めるな大丈夫なんくるないさー(なんとかなるさ)

    0
    2024年04月01日

    Posted by ブクログ

    『人間ってそんなにはがんばれないものだから…。そして、がんばるために生まれてきたわけじゃないから』。

    この世を日々生きていくことは大変です。それは主として人と人との関係性によるものではないでしょうか?もちろん、何もない無人島での暮らしが一番とも思いませんが、人と人とが関わり合う暮らしの中では常に利

    0
    2024年02月21日

    Posted by ブクログ

    よしもとばななさんによる沖縄旅行者としての沖縄短編集。

    沖縄の古本屋で買って、沖縄旅行中のゆっくり流れる時間の中で読みました。
    分量のメインはタイトルにもなっている、「なんくるない」。主人公のバツイチ桃子が、長年の”都会的”な夫に合わせた生活からか、離婚を切り出されてしまった悲しみからか、都会での

    0
    2024年01月07日

    Posted by ブクログ

    ばななさんの言葉で溢れてる。
    ばななさんと沖縄が混ざると、都会の喧騒にいてもちゃんと作品のゆるさに浸ることができる。
    登場人物はみんな、きちんとなにか決めたり、パキパキ動いたりする訳じゃないから、好みは別れるかもしれない。
    沖縄に行ったことがないけど、素敵な場所だというのはすごく伝わる。
    表題作の「

    0
    2023年10月23日

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