日本〈汽水〉紀行

日本〈汽水〉紀行

763円 (税込)

3pt

5.0

「汽水域」とは、森と海が出会う場所であり、淡水と海水が交じり合う魚介の宝庫のこと。宮城県気仙沼で牡蠣の養殖業を営みながら、「森は海の恋人」をスローガンに、植樹運動を続ける著者が、全国の「汽水域」を訪ね、豊かな恵みを支える人々との出会いなどを綴った味わい深いエッセイ。第52回日本エッセイスト・クラブ賞受賞作。

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日本〈汽水〉紀行 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2019年09月30日

    <汽水>とは川の河口付近で、真水と海水が
    混ざり合った場所です。日本には非常に多いです。

    しかも日本は地形的に山から海への距離も近いので
    豊富な山の養分をその汽水地帯へ運び、豊かな漁場
    を提供してくれるのです。

    実は東京湾と桜島のある鹿児島湾とでは、東京の
    方が漁獲量が多いのはご存知でしょうか。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月20日

    ただのノンフィクションじゃない、中身の濃い一冊でした。
    (河口堰建設にNOといえない環境系著名教授の本より100倍中身が濃い一冊だと思いました)

    「豊かな海」に必要なものは「豊かな川」である。
    「豊かな川」に必要なものは「豊かな森」である。
    豊かな森の多くの生き物が生み出す栄養が、豊かな川を通って...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年01月11日

    海の恵みは川をさかのぼり森林があってこそもたらされる、という「森は海の恋人」を合言葉に、植樹をすすめている宮城の漁民、畠山さん。
    地元の気仙沼湾が、海水と淡水のまじりあう海産物の宝庫「汽水域」であることに端を発し、日本各地の汽水域を訪ねた折のエッセイとしてまとめられている。
    知ること多く、自分がふだ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年01月16日

    著者は、気仙沼の牡蠣・帆立の養殖漁業家。現在では、「NPO法人・森は海の恋人」代表にして、エッセイストでもある。
    本書は、文藝春秋の雑誌「諸君!」に2001~2003年に連載された「汽水の匂う洲(くに)」をまとめて2003年に出版され、日本エッセイスト・クラブ賞を受賞(2004年)した作品である。(...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年12月05日

    気仙沼で養殖業を営みながら、森の保全を進めた作者のエッセイ集。「森は海の恋人」というキャッチフレーズは、生態系の複雑さと大切さを思い出させる。

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