無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
御朱印船貿易の時代、アジアの国々を往来した多くの日本人たち。彼らにとって、海は未知の世界への入口であり、一攫千金の夢をかなえる場所だった――寛永十(1633)年、「鎖国令」が発せられるまでは。
瀬戸内海に浮かぶ小さな島に生まれ育った、高取大介・次介兄弟。父親が遺した借金のために傾きはじめた家の経済を立て直そうと、兄・大介は茶屋船(朱印船)に乗り込む決意をするが、出港地・堺湊への船中、激しい船酔いに襲われ、替わりに弟・次介が広南国(ベトナム)へ向かうことになった。異国への旅に心踊らせる次介。面目を失い長崎に出奔した大介はある時、日本人の渡航・帰国を禁じる鎖国令が発せられることを知り、波濤の先の弟の許へ旅立つ。離ればなれになる程に強くなる兄弟の絆。兄弟に想いをよせる美しい姉妹。さまざまな過去を負う海の男たち......煌めく海洋を舞台にくりひろげられる人間ドラマ!
Posted by ブクログ 2017年11月09日
恥ずかしながら、平岩弓枝さんの作品は、
「御宿かわせみ」シリーズぐらいしか知りませんでした。
しかも、まだ未読!
そんな私ですが、タイトルに魅かれて読んでみることにしました。
時は17世紀。
まだ鎖国前の日本は、御朱印船に乗って、
南の国へ貿易に行くことができました。
瀬戸内海の高取島の名家の次男...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。