「魔性の女」に美女はいない(小学館新書)

「魔性の女」に美女はいない(小学館新書)

836円 (税込)

4pt

3.5

人気のホラー作家が書き下ろす実録・男女論。

かつて「魔性の女」というと妖艶でつかみどころが無く、どこか不思議な魅力を持つ女達のことを指していた。女性にとって「魔性の女」と呼ばれることは一種のステイタスだった。しかし、今はどうか。妻から夫を奪い取る愛人家業に生きる女や、男を狂わせる女、そして世間を賑わせた2つの男性連続不審死事件で犯人とされる被告らは揃いもそろって容姿端麗とは言い難い。
本書は、結婚というものをフックに女の強かさ、計算高さ、愚かさ、怖さ、男の短絡的でだらしなくて、幼く脳天気さ、ずるさなどを描いていこうという趣旨である。
本書で登場する人物は基本的に仮名ながら、名前を聞けば、誰もが分かるであろう著名人・有名人のエピソードが数多く含まれている。社会的なステイタスを持ち、金銭的に恵まれ、端から見たら非の打ち所がないように見える彼らでさえ、「結婚」というものに縛られ、苦しめられ、苦汁をなめているのである。決して幸福とは言い難い日々を過ごしている人たちがいかに多いのか。
端から見ては不幸にしか見えないが、本人にとってはそれが幸せだという不思議な愛の形もある。結婚とは「ホラーと背中合わせ」なのかもしれない。

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「魔性の女」に美女はいない(小学館新書) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    強烈な個性のある著者をよくテレビで観ているので、どんな内容のものかと思ったら、なかなか恐ろしい女が出てくる。読み進めていくと、女も怖いけど、男ってバカだなって思うことも多く、タイトル通り、結婚詐欺をする女も美女ではないし、話題になる魔性の女とやらに美女はいないんだと思う。掲載されているケースは仮名に

    0
    2023年04月16日

    Posted by ブクログ

    『5時に夢中』などでおなじみの作家・岩井志麻子のエッセイ。
    実例を取り上げて、女性の生態について丹念に綴っており、とても興味深く読めた。

    0
    2017年10月22日

    Posted by ブクログ

    タイトルに惹かれて読んでみましたが、期待したような内容ではありませんでした。「魔性の女」というよりも、「頭のおかしい女」「危ない女」と言った方がしっくりくる感じだし。
    相手の男も軽率だったり薄情だったりで、割と「どっちもどっち」な場合が多かったですね(度が過ぎるお人好しにも同情できない)。

    まぁ、

    0
    2016年01月15日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトルから想像してた内容とは少し違った。『魔性』ではない登場人物もちらほら。男女関係にまつわるゴシップオムニバス。

    0
    2021年06月27日

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