光

770円 (税込)

3pt

利一が小学生だった頃、仲間といれば毎日が冒険だった。真っ赤に染まった川の謎と、湖の人魚伝説。偽化石づくりの大作戦と、洞窟に潜む殺意との対決。心に芽生えた小さな恋は、誰にも言えなかった。懐かしいあの頃の記憶は、心からあふれ出し、大切な人に受け渡される――。子どもがもつ特別な時間と空間を描き出し、記憶と夢を揺さぶる、切なく眩い傑作長編小説。

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光 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年12月30日

    田舎町で暮らす少年少女の物語。毎日が冒険で友達と過ごす日々は本当に光り輝いていた。成長物語の要素はもちろんのこと、ちゃんとミステリの要素もある。道尾秀介さんはホラーなんかもあるため身構えることも多いけれど、本作は爽やかな読み心地なので安心して読んでほしい。自分の子供の頃を思い出すからか心に残った作品...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月26日

    スタンドバイミーのような作品
    ミステリーかなと思って読んでたから毛色が違くておどろいたけど、これはこれで大好き
    少年の頃の思い出が蘇ってくる、、
    最初のページから騙されてるだなんて思ってなかった笑

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    Posted by ブクログ 2023年04月17日

    あだ名とか、子どもの感性とか、あの時期特有の自意識とか、すごく共感。しかも丁寧に描かれている上、スリルに溢れる少年冒険小説。さしずめ、現代のトムソーヤーの冒険のよう。
    月と蟹よりも、こちらの方が共感度高い。

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    Posted by ブクログ 2023年04月16日

    道尾秀介の少年が主人公になる作品の中
    で、一番のお気に入りになった。
    短編集のようで、月日が流れていく。
    さまざまなエピソードがあり、利一や友
    人達との絆が強くなる。
    ラストの息詰まる展開から目が離せなく
    なった。

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    Posted by ブクログ 2023年01月01日

    道尾秀介を初めて読んだ。「光」を手に取ったが、手始めとして、そして元旦に読む本として相応しい作品だったかなと思う。題名のごとく「光」がモチーフで、光の向こうにおぼろげに見えるノスタルジックに描かれる少年時代。しかし、本文の「私」と、ゴシック体で書かれた「私」にちょっと戸惑いを覚えた。

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    Posted by ブクログ 2022年10月19日

    「道尾秀介」の長編小説(連作短篇かな…)『光』を読みました。

    今月の始めに読んだ『鬼の跫音』以来、10冊連続で「道尾秀介」作品です、、、

    今月は「道尾秀介」特集月間ですね… でも、1作ごとに作風が異なり、作品が進化し続けているので飽きずに読めるんですよね。

    -----story--------...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月27日

    小学四年の利一とその友達の半年を描いた物語。

    写真家の父を持ち、金持ちをちょっと鼻にかけた宏樹。
    離婚した母を小学二年で失い、祖母に育てられている清孝。
    お調子者で不器用だが憎めない慎司。
    そして慎司の二つ上の姉で、利一の憧れの人悦子。
    この五人が女恋湖の伝説をめぐる冒険をしたり、アンモナイトの化...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月09日

    たぶん再読。それに、子どもたちの国語の問題で読んだこともある気がする。
    だから、ちょっとした伏線は気がついた。でも、ワクワクしたし、ドキドキしたし、子どもの頃の読書体験がこんなだったら良かったなって思った。実際は、今読むからこそ、こんな風に思うんだろうな。

    以前、読んだかもしれないが、今、家にない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年07月26日

    田舎の少年時代に、日常的に起こるドラマを描いた作品。
    子供の頃は何とも思わなかっ当たり前の出来事が、大人になると全てキラキラ輝いており、1つ1つが眩しい光の様に感じた。不自由で無力で上手くいかない事が多い少年時代が、不思議と羨ましく感じた。道尾秀介さんはミステリー作品が多いが、個人的にはミステリーで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年06月22日

    ー もし子供を持っていたなら、あるいは将来的に持つことがあるなら、どうしても教えてあげたいことが一つある。

    息子でも娘でもいい。わたしたちは二人並んでゆっくりと歩いている。足下にあるのは、ぬかるんだ土かもしれないし、乾いたコンクリートかもしれない。周囲の風景に、色は多いかもしれないし、少ないかもし...続きを読む

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