マンボウ 遺言状

マンボウ 遺言状

528円 (税込)

2pt

3.3

歯が痛い。腰も痛い。年をとるのがこんなにつらいとは思いもしなかった。親しい人も亡くなって、残されたたった一つの望みは、安楽に、早く死ぬことだ――。ハチャメチャ大王・マンボウ氏もいよいよ気弱な年頃に……なるわけがありません! たとえ老体となっても、心は少年。常識にとらわれぬぶん、年甲斐もないマンボウ流の雄叫びは、老いてますます絶好調。抱腹絶倒エッセイ。※新潮文庫版に掲載の挿絵は、電子版には収録しておりません。

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マンボウ 遺言状 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年11月05日

    うーん、正直な所、読んでいて寂しくなってくる1冊。
    ご本人はユーモアを交えて書いておられるつもりなのでしょうが、こうも死にたい死にたいと書かれますと、ねえ…お気持ちは分からないでもありませんが。

    「みんな長生きしそうだから今のうちに」と事前追悼文を綴った宮脇俊三氏も亡くなられてしまいました。時の流...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年10月03日

    死ぬまでに書いておきたいことって結構あるけれど、北先生は一体どういうつもりでこの本をかいたのか。ユーモアがありすぎて面白いのですが、最後まで読むと何とも言えぬ郷愁感で満たされます。先生は最後に伝えたいことを、どう表現するかちゃんと分かってらっしゃいますね。

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    エッセイ。なんていうか、独特な人。っていうか、病んでる。文豪斎藤茂吉の息子にして医者であり、躁鬱病を抱える患者でもある。躁鬱病に振り回される日常が中心にあって大抵の題の内容が「早く死にたい」「僕はヘンテコなのだ」「早く死にたい」という奇人ぷり。こんなに死にたい死にたい連発してるのに中身は馬鹿げたこと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    「どくとるマンボウ」こと、北杜夫のエッセイ。

    北杜夫が躁鬱病であることは有名な事實である。
    どうやら1990年代はかなりの鬱状態にあつたやうだ。
    しかし、突然1999年〜2000年にかけて、躁状態がやつて來たらしい。

    この作品は2001年3月に刊行されてゐるが、どうやら躁状態から鬱に戻るあたりで...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年08月06日

    北杜夫さんのエッセイはいつも面白い。生前に一度読んでいたが、
    亡くなった後に読み返したら胸に迫るものがありました。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年10月11日

    ふ~~んっ てな感じで面白い。何もすることが無く、毎日ぼーっとしてるときに読むのにふさわしい。還暦退職で毎日が「日曜日」の人にふさわしい本だ。若い人には読むに値しない。北杜夫さん長生きしてください。
    私は150歳までは生きる予定です。天国で会えることを切に願います。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年04月11日

    遺言状とは名ばかりで、言いたいことをマンボウ節で言いたい放題。早く死にたいという話から、精神病の話まで、あっちこっちに飛び回る。それでも文壇仲間の話を読んでいると、次ちょっと読んでみよっかなぁ、って思う。たとえば、埴谷雄高の「死霊」とか。

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