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かつて繁栄を誇ったコンスル帝国の最北西に位置する霧岬。そんな霧岬の村に住むデイスは十六歳、村の外に捨てられていたところを姉に拾われ、両親と姉に慈しまれて育った。ある日父と衝突し、怒りにまかせてゴルツ山に登った彼は、土の中に半分埋まった肩留めを拾う。金の透かし彫りに、〈太陽の石〉と呼ばれる鮮緑の宝石。これは自分に属するものだ、一目でデイスは悟った。だが、それがゴルツ山に眠る魔道師を目覚めさせることになるとは……。デビュー作『夜の写本師』で読書界に旋風を起こした、〈オーリエラントの魔道師〉シリーズ第3弾。/解説=金原瑞人
...続きを読むPosted by ブクログ 2016年10月31日
新しく読んだものが毎回一番好きだ。
世界観は相変わらず緻密で壮大なのだけど、どんどん人間味が増してきているような気がする。
身勝手な魔導士を人間にし、優しさと痛みを教え、その上で力を使わせるという残酷さに胸が熱くなる。
冬の砦での生活がずっと続けられたらよかったのになぁ。
デイサンダーが二度目の瀕死...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年10月06日
拾われて育ったデイスが、山でひょんな事で蘇らせたリンターという魔術師に半ば強引に付いてくるように脅されて村を出て旅をすることになる話。一緒に付いてきた姉の存在で嫌な予感はしましたが、やはり予想は的中しました。過去はなかなか凄惨なものでしたが、道中はそれほど苦難もなく着々と進んでいったので、楽しく読め...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年07月06日
オーリエラントの魔道師シリーズを
読み始めて3作目。
シリーズで初めて ラストに胸をなでおろしました。
ファンタジーであるからには
冒険や試練、宿命、永劫などの言葉から
物語は逃れられないのだと思いますが
この作品からはたくさんの人の多くの笑顔や幸せが
春に咲く花のつぼみのようにほころび始めて...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年03月06日
前巻の記憶が色濃く残っているうちに読みました。
舞台は、前巻から約840年後の世界です。
イザーカト兄弟の物語が主軸にあるのですが、今作でも遥か昔の回想シーンがあったり、他国の人が登場したり、本当にどこまでも世界が膨らみます。
魔道師といっても、時代によっても国によってもまるで違います。切り取られ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月12日
この作家毎度の事ながら…。
描写が詩的過ぎて、状況や風景が把握しにくい。
宿敵との対峙がアッサリしすぎていて、ラストに肩透かし感が否めない。
心理の掘り下げが浅すぎて、どのキャラクタも没個性的。どこにでも居そうな誰か、を描いているだけに見える。
とはいえ面白くないというわけでもなく、このシリーズは...続きを読む
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