王太子の愛檻

槇原まき / 上條ロロ

人々から伝説の妖精だと思われている娘は、触れた相手の未来を見ることができた。それなのに、森で倒れていたところを助けた男性に触れても何も見えず、混乱する。名前のなかった娘にシーラという名をくれた彼は、この国の王太子だった。礼がしたい、と無理やり連れていかれたのは彼の居城。シーラは帰ることを許されず、そのまま囚われの身となって──。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。

• カテゴリ: TL
• ジャンル: TL小説
• 出版社: オークラ出版
• 掲載誌・レーベル: エバープリンセス
• 電子版発売日: 2015年08月21日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 3MB

[koa · ★★★★☆]

結構ハードでした

この作者さんは現代の社会人ものを多く書かれていますが、本作は珍しくもファンタジーでした。

ヒロインの生い立ちは幸せなものではありませんし彼女の特殊な能力ゆえに不幸に巻き込まれてしまいますが、ハッピーエンドで本当にホッとしました。

ヒーローの暴走には唖然とする場面もありましたが、反省した後の様子はどこか可愛らしくも思える溺愛ぶりです。

銀髪美少女が美青年の王太子に寵愛されるお話なのですが、ラブシーンは結構ハードで、そういうシーン目当ての方も満足できるかと思います。