仕事と家族 日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか

仕事と家族 日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか

902円 (税込)

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男性中心の労働環境のため女性が活躍しづらく、少子化が深刻な日本。仕事と家族のあり方は限界にきている。一方、「大きな政府」を代表するスウェーデンと「小さな政府」を代表するアメリカは正反対の国と思われがちだが、実は働く女性が多く、出生率も高いという点で共通している。それはなぜか。歴史的な視点と国際比較を通じて日本の現在地を示し、目指すべき社会を考える。この国で働き、家族と暮らす全ての人へ。

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仕事と家族 日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    仕事と家庭の両立について、国際比較と歴史的背景の両面から詳細に調査し、日本がこれから選択するべき道筋をまとめた良書。ここで示された方向性が正解とは思わないが、平易な言葉で議論に必要な情報がまとめられているので、これをもとに今後を考えるのは有効だと感じた。

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    2022年08月25日

    Posted by ブクログ

    日本がなぜ働きづらく、産みにくい社会なのかについて書かれた本。当方のこの本からの学びは以下4点

    ①日本の労働環境は未だ男性、正社員が優位であること
    ②総合職制度、職能給が日本独自の働き方であること
    ③未婚化、晩婚化は経済的要因ではなく、女性の高学歴化による目指すキャリア像と家庭との両立に困難がある

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    2021年08月13日

    Posted by ブクログ

    少子化や女性の労働問題などを扱っているひとたちには絶対読んでもらいたい本。

    少子化問題を論じる本で提案される対策はどれもピントがずれているというか、表面上の解決方法しか提示されないことが多いけれど、この本で主張されていることはとてもすんなり受け入れることができた。
    すなわち、少子化や女性の活躍を阻

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    2019年08月02日

    Posted by ブクログ

    p93 1990年代に25歳から34歳までの女性の就業率が増加したのは女性の「未婚化」によるものである。大学を卒業して就職し、結婚相手を探したところ満足のいくパートナーが見つからなかった。続く2000年代における女性の就業率の増加は、既婚カップルにおいて、女性が男性の所得低下を補うべく非正規雇用に就

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    2018年06月25日

    Posted by ブクログ

    <「結婚、共働き、子育て、家事分担、うまくいかないのはなぜ?」を各国比較の横糸と、歴史を辿る縦糸で編み描く>


    タイトルから「仕事と家庭の両立」といったテーマを想像したが、内容はもっと幅広い。
    その中でもメインの軸は、現在の日本社会において女性が置かれている労働参加の形に対する批判的な姿勢にある。

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    2015年12月18日

    Posted by ブクログ

    高齢化社会、少子化、そして、労働人口の減少といった大きな課題を抱えている日本。 日本がこれからどのような「共働き社会」(など)といった労働環境を目指していくのかを考えさせられた。

    小さな政府の代表例のアメリカ。
    大きな政府の代表のスウェーデン。
    ともに、女性の労働人口が増えているが、おなじように出

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    2015年08月12日

    Posted by ブクログ

    新しい見方ができるようなデータが豊富で理解し易い。より良い社会を作るためには、とにかく働く、ということが大切。だから、どんな仕事にも意義を見出せる。

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    2015年08月06日

    Posted by ブクログ

    少し読みづらさはあるが、現在の働き方そのものが、働いていない人に仕事以外のこと(家事、育児)を任せることを前提にしている、ということは大発見だった。もっと注目されていい。

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    2024年01月27日

    Posted by ブクログ

    ◯合計特殊出生率は上がることなく、むしろ下がりつつあり、一番重要な出生数は90万人を切るかもといった報道がされている現代日本においては、まさしく他国の真似ではない、実態に即した少子化対策が必要であると感じた。
    ◯また、今までの施策は、やはり海外の模倣であり、日本という社会に合っていない上に、場当たり

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    2020年01月28日

    Posted by ブクログ

    タイトル以上に日本の問題点(少子高齢化、女性の社会進出)を深く掘り下げていた。晩婚については、男女のアンマッチが原因だと個人的に考えていたが、歴史的背景含め複数案が考えられており、興味深かった。アメリカ、スウェーデン、など国際比較しつつ日本について意識していけそう。

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    2017年04月03日

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