「戦国大名」失敗の研究 政治力の差が明暗を分けた

「戦国大名」失敗の研究 政治力の差が明暗を分けた

679円 (税込)

3pt

従来、“組織の敗因”を説明するのによく使われてきたのが、「リーダーに問題あり」とするリーダー原因説であった。戦国時代で言えば、戦国大名個人の問題と断じてきたのである。それは一面の真実なのだが、では世に名将と謳われた者、圧倒的な権威者、有能な二世、将来を嘱望された重臣など、本来「敗れるはずのなかった者」が敗れたのは一体、なぜなのだろうか? 本書は、強大な戦国大名の“政治力”が失われていく過程を考察し、現代にも通じるリーダーが犯しがちな失敗の教訓を導き出す。「武田勝頼の致命傷」「足利義昭のしぶとい首」「織田家臣団の有能ゆえの危険な未来」「柴田勝家が秀吉に勝ったかもしれない可能性」「自前の勢力をつくれなかった石田三成」「『重心』に参加できなかった小国の悲しい運命」「なぜ秀頼は豊臣家を守れなかったのか?」など、彼らが激動の時代に滅亡の道を歩み、天下を取れなかった理由がここにある!

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「戦国大名」失敗の研究 政治力の差が明暗を分けた のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    織田徳川同盟と日米同盟、夏の陣とハルノートといった近代との比較はまぁ目からウロコであった。歴史は繰り返すとは正にこの事。政治力とは体力・気力の充実、人気・信頼感のが戦国時代に通じるものとして上げられており、自分ももっと意識すべきと感じた。

    0
    2014年11月16日

    Posted by ブクログ

    ◼︎2014/07/21
    ◼︎副題にもある政治力に関する研究を、戦国大名や現代の事例に重ねて考察したもの。

    0
    2014年07月21日

    Posted by ブクログ

    没落していった戦国大名の失敗要因を「政治力」と言うキーワードで紐解いている一冊。

    フォーカスを当てている戦国大名の思考やその行動の背景については一次資料を元に他の学者、作家が記したものをベースに筆者の想像によって書かれていることが多いと感じるため、本当にそうなの??と思うところ多数。

    その前提は

    0
    2021年11月12日

    Posted by ブクログ

    「政治力」の観点から、没落して言った戦国大名を考察する一冊。

    内部の権力闘争は状況が悪くなってから発生するとの考察がためになる。

    0
    2020年01月13日

    Posted by ブクログ

    武田勝頼、足利義昭、織田家臣団、関が原、豊臣秀頼からの失敗について考察した本。
    外交は気分でやってはならない。これは現代に通じる箴言ともいえる。

    0
    2019年04月13日

    Posted by ブクログ

    武田信玄は、歓迎される権力者
    息子の勝頼は、戦争には強かったが
    勝頼は四男で、本来は諏訪を継ぐ予定
    上杉と同盟を結び北条との同盟を失う
    三国同盟と同じ愚策
    勝頼の失敗は、宿老、一門衆の責任では
    足利義昭は、信長と朝倉の仲介役
    反信長包囲網、義昭が信玄に
    本能寺の変の首謀者は義昭説

    0
    2015年08月10日

    Posted by ブクログ

    それなりに実力のある大名が何故滅んでいったのかを政治力、他家を含め組織を思い通りに動かす力、という観点からまとめていて、視点が良かった。しかしながら、考察についてはやや感情論が多いように感じられ、底が浅い印象を受けてしまった。もう少し分析的な考察も記述されていれば、また読み味が違ったかもしれない。

    0
    2015年06月28日

    Posted by ブクログ

    歴史ものは物語から、有名な事件の解説本まで幅広く楽しんでいますが、最近は、戦国時代に儚く消えてしまった大名達にも興味を持っています。

    特に、父の栄光が凄く、不運な武将はどのような苦労をしたのかについて思いを馳せると、本人にしか分からない苦労が多かったことでしょう。最近では、このような観点から書かれ

    0
    2017年09月10日

    Posted by ブクログ

    戦国時代、名称と言われた武将たちは
    どうして敗戦することとなったのか…
    どうして失速していったのか…
    どうして天下を取れなかったのか…
    を考察し
    現代の政治家と比較している1冊です。

    メインは武田勝頼・足利義昭・豊臣秀頼・柴田勝家・石田三成。

    読みやすいです。
    故に少し物足りない感もありました。

    0
    2015年02月15日

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