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レトロな下宿で青春と恋の始まり、のはずが…… 真綿荘に集う人々の恋はどれもままならない。性別も年も想いもばらばらだけど、一つ屋根の下。そんな奇妙で切なくて暖かい下宿物語。
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Posted by ブクログ
この本を読んで、色々な恋愛観を知ることができた。 読み進めるうちに、住人同士の関係がそれぞれの恋模様と共に浮きぼりになるところが面白かった。
読み始めは、いつもの島本理生さんより明るめだな、『クローバー』みたいな雰囲気かなあと思ったらしっかり島本理生さんワールドで、とても好きでした。こんな物語が読みたかったな、という作品を島本さんはいつも与えてくれます。島本さんが描く、簡単に言葉に当てはめられない関係は、いつも読み応えがあって不思議な気持...続きを読むちにしてくれます。
青少年のための手引き 北海道から東京に大学進学のために上京した大和君。 清潔な視線 椿さんと八重子ちゃんは恋人。 シスター 鯨ちゃんは大和君に恋する。荒野先輩は鯨ちゃんに恋する。 海へむかう魚たち 大和くんは大学の先輩絵麻さんと駆け落ちする。 押し入れの傍観者 晴雨(せう)さんと大家の綿貫...続きを読むさんの嵐の始まり。 真綿荘の恋人 綿貫さん目線の晴雨さんへの想い。 真綿荘の住人は、大和君、椿さん、鯨ちゃんに 晴雨さんと大家の綿貫さん。 それぞれの人物が主人公となり、話に出てくる。 大和君の存在が独特で、最初は何でも言っちゃう 天真爛漫タイプに思えてたんだけど、 だんだん真綿荘で生活していって、大人になってきて 最初の頃と違う大和君になっていくのがよかった。 そして、「大和」ではなく毎回表記が「大和君」と なっていることに、作者の意図を感じたよー(。-∀-) けっこう好きな作品だったなぁー!!
島本理生さんの作品大好きなのになぜか10年間積んでいてやっと読むことができました。読み始めたら面白かった〜。ほっこり系かな?と思いきやそれぞれが抱えている恋愛はどれもままならなくて辛くなるものばかり。鯨ちゃんと荒野先輩の『シスター』がとってもよかった。連作短編の作り方はやっぱり大好きで、この章では脇...続きを読む役だった人が次は主人公になってたりとかどんな気持ちを抱えているかとかが綿密に描かれていて、良いなあと思いました。島本さんの文章やはり大好き。
真綿荘に住む人達の様々な恋愛観、人間模様について描かれた物語。物語は明るい恋ではなく、暗く静かに進んで行くように感じた。理解し難い恋もあったが、その裏には悲しい過去も関係している。まだ恋愛経験の少ない歳の私にとっては、少し大人な恋の物語だったのかもしれない。
登場人物それぞれ味わい深く、面白かったけど、もう少しそれぞれの背景が詳しく知りたかったような気もする。 綿貫さんと晴雨さんの関係は、ちょっと私には理解が難しいかなー。
それぞれの住人の描写が鮮やかでとても面白かった。 しかし、綿貫さんと晴雨さんの関係だけは共感できずよくわからなかった。 特に最後がどうしてそこに落ち着いたのか、それこそ2人にしかわからない落ち着き所なのだなと思う。
一見、爽やかな日常を送ってるように見える住人達。でも彼らの心の中はいつも誰かを想って、悩んで…。平然と振る舞いながらも、それぞれ秘密を抱えている。島本さんの本はやっぱり人間らしくて、情景も素敵でした。でも、養子縁組が何回考え直しても謎。
東京・江古田にある下宿、真綿荘に住む5人それぞれの恋の物語。 性格の悪い美人に振り回される大和くん。彼に片想いをするも、大学の先輩に告白されて揺れる鯨ちゃん。 とある過去から男嫌いになり、今は女子高生の八重子と付き合っている椿。 真綿荘の大家で小説家の綿貫さんは、「内縁の夫」と呼ぶ画家の晴雨さんと離...続きを読むれられずにいる。 “普通の恋”なんていうものは無いのだと思う。この小説に出てくる人たちの恋も、みんな変だし、きっかけも普通じゃなかったりするし、理解に苦しむ恋もある。 普通じゃないのが当たり前なのだ。なんて、パラドックスに陥りそうだけど(笑)、実際そうなのだと思う。 とくに大家の綿貫さんと晴雨さんの関係は、すぐに理解しろと言われてもとても難しい。 それぞれの恋がひとつの短編になって進んでいく短編集で、何となく謎を残しつつ、最終章ですべての謎が明かされる。 みんなそれぞれコンプレックスを抱えているから自信がないところもあって、その欠けた部分が愛おしく思えた。 とくに鯨ちゃんが好き。なぜか安心できて悩みを打ち明けてしまう彼女のような人っている、と思った。コンプレックスが強いからこそ、他人のこともめったに否定しない人。 ちなみに表紙はこの写真のものではなくて、2015年夏の青春フェアのスペシャルカバーのものを購入。他のも可愛らしいのばかりだった。
三浦しをんさんが紹介してたんだー。本屋さんで待ち合わせ読んだのに覚えてなかったや。再読したいなー 島本理生さんは個人的に当たり外れが激しくて。どれもいい作品なんだけど、読後によかった!って思えるものとドロドロしたものが残るものがあって。これははじめドロドロの方かなーと思ったんだけど読み終わってみた...続きを読むらそうでもなかった。いろいろ経験したからかな? 無数の わたし がでてくる話。下宿の住人のひとりひとりが自分であって自分じゃない いくつでもひとは考えて行きているし、いくつになっても中身はそんなに変わらない。違うのは経験だけで、意味のない経験はなくて、ひとつひとつの経験が個人を、個性を、作ってる。 下宿やりたいなー。
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