ディスコルシ ――「ローマ史」論

ディスコルシ ――「ローマ史」論

『君主論』をしのぐ、マキァヴェッリ渾身の大著。フランス、スペイン、イタリア、ドイツ、神聖ローマ帝国など、群雄が割拠し、戦いに明け暮れていたルネッサンス期。権謀術数が飛び交う中、官僚として活躍したマキァヴェッリは、祖国が生き残る方法を模索し続け、古代ローマ史にその答えを求めた。不利な状況での戦い方、敵対する勢力を効果的に漬す方法、同盟の有利な結び方、新兵器への対処方法、陰謀の防ぎ方と成功のさせ方、そして、最強の国家体制……。権力がぶつかり合う壮大な歴史ドラマの中で磨き上げられた、パワー・ポリティクス永遠の教科書。

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ディスコルシ ――「ローマ史」論 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    余談だが、ニッコロ・マキァヴェッリの思惑とはおそらく異なり、不届きにも寝ころんで読書する習慣の自分にはいささか腕が疲れた・・・。(笑)

    原題は『ティトゥス・リウィウスの初篇十章にもとづく論考』とのことで、リウィウスの著作『ローマ史』から読み取った古代ローマ史よりの事例に加え、マキァヴェッリの生きた

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    2014年11月01日

    Posted by ブクログ

    現代の政治を考えても、思い当たることがある箇所もあり、人間は500年以上たっても、本質はそうそう変わらないと思いました。

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    2019年02月01日

    Posted by ブクログ

    ティトゥス・リヴィウスの『ローマ史』に取材して、国家経営のあるべき姿を説いたマキャベリの大著。

    『君主論』においては、ひたすら君主制について論じ、国家を強大にするために君主はいかに行動すべきかを説いた。しかし、『ディスコルシ』においては、古代ローマに範を求め政治がいかにあるべきかを説く。ルソーがマ

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    2011年06月03日

    Posted by ブクログ

    ローマ史論とフィレンツェ史は30年も前に岩波文庫で読んだ。その頃でさえ入手がなかなか出来ず、復刊された版をやっと手に入れた。岩波文庫版は苦心を感じさせる格調高い訳で読み慣れればなかなか読めるのだが、やはり時代を感じさせる。原語を読めない身にとっては、新訳は常に新しい何かをもたらしてくれる。
    旧訳のロ

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    2011年04月03日

    Posted by ブクログ

    マキャヴェリは思想家とは言えても決して哲学者ではない。フィレンツェ社会の荒波でもまれた経験から育まれた彼の「教訓」はパワー・ポリティクスに基づく実践的な処世術ではあっても、善悪の価値判断を伴わないし、たぶん彼には信仰心は無い。
    本書は古代ローマの歴史をたどりながら、当時のフィレンツェを含めたヨーロッ

    0
    2015年10月10日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本文650ページ+訳注・解説など100ページ。
    全142章、1章あたり5ページほど。
    訳良し。


    以下に6章まで、雑な要約を書いた。参考に。
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    0
    2012年11月09日

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