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Posted by ブクログ 2019年03月02日
清張の兵隊へのとられ方は、大岡昇平のそれとよく似ている。30歳代、妻子持ち。恣意的であることをうかがわせる人選。生きて還ることが期待できず、遺された家族の苦痛や苦労がまじまじと想起される状況。絶望の大きさは計り知れない。
ひとの欲にまみれた描写の多い社会派作品を今に読むとき、清張の軍隊経験やサラリー...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年07月03日
清張という人の本や映画を同時代で読んだり見たりした人間と、かつての有名な作家として読む人の差は、司馬遼太郎等々他の人気作家の作品以上に落差が大きいように思う。
同時代に生きた読者にとっての清張の本の不気味さは主人公そっくりな人間が気が付いたら読者の身の回りのあちこちにいたというところにあり、また...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月16日
[ 内容 ]
一家七人を支える中年版下職人に、意外な赤紙が届いた。
その裏事情とは?
後の作品に託した叫びとは?
担当編集者時代の私的メモをまじえ、戦争が残した深い傷に迫る究極の作家論。
[ 目次 ]
第1章 松本清張への召集令状
第2章 最初の軍隊生活
第3章 ある日の松本清張
第4章 孤高の作...続きを読む
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