皆勤の徒【創元SF文庫版】
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皆勤の徒【創元SF文庫版】

896円 (税込)
447円 (税込) 5月9日まで

2pt

高さ100メートルの巨大な鉄柱が支える小さな甲板の上に、“会社”は建っていた。語り手の従業者はそこで日々、異様な有機生命体を素材に商品を手作りする。雇用主である社長は“人間”と呼ばれる不定形の大型生物だ。甲板上とそれを取り巻く泥土の海だけが語り手の世界であり、そして日々の勤めは平穏ではない――第2回創元SF短編賞受賞の表題作にはじまる全4編。奇怪な造語に彩られた、誰も見たことのない異形の未来が読者の前に立ち現れる。デビュー作ながら第34回日本SF大賞を受賞した、現代SFの到達点にして世界水準の傑作!創元SF文庫収録に際し、著者によるイラストを5点追加。/本文イラスト=酉島伝法、解説=大森望(本電子書籍は、『皆勤の徒』(創元SF文庫 2015年7月初版発行)を電子書籍化したものです。)

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皆勤の徒【創元SF文庫版】 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年06月10日

    文体に慣れる必要があるけれど、独特な世界観がやみつきに!表題作「皆勤の徒」が一番好きになった。学園モノテイストな話もあったが、読者に媚びず、これからも作者の想像力を爆発させていって欲しい。

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    Posted by ブクログ 2021年01月27日

    異形の未来世界を描く連作短編集。とにかく漢字の造語に圧倒される。見た目、発音、文字自身の持つ意味が混然となって新たに作り上げられた「言葉」として頭に入ってくらくらする。絵にしてしまえば(本には作者自身の手による挿絵があるが)ペクシンスキーやギーガー、弐瓶勉らの描く世界の延長線上にあるものなだろうと貧...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月13日

    全然意味分かんなかったけど、めちゃくちゃおもしろかった。意味は全く分かんないけど。
    「洞の街」が一番好き。ももんじ可愛い。外回り怖い。

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    Posted by ブクログ 2020年12月29日

    うーん用語が独特で難しい。話も頭に入ってこなかったので、飛ばしながら読みを使わざるを得なかった…。

    化物世界でブラック企業があればこんな風になるのかな。それでもイメージするのが相当困難だった。

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    Posted by ブクログ 2019年02月07日

    読者は1頁目から全てが異質、異形な世界に放り込まれる。
    SFというか、神話の域。
    言葉遊びの妙、漢字特有の酩酊感。
    クローネンバーグに映像化して欲しい。

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    Posted by ブクログ 2018年03月25日

    おぞましい腐肉の世界の蟹工船から一転、臓物の臭いが鮮やかに香る青春学園モノが始まった時には驚きましたね。見様によってはジュブナイル・・・?
    初っ端からこんなん読むの無理ですやん・・・てなりますけど、遠未来の物語も一応日本語らしき言語で書かれていて良かったです。慣れれば結構読めます。

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    Posted by ブクログ 2016年01月08日

    とてもとても面白かったのだけれど、自分の想像力の浅さでは3割くらいしか理解できなかった。しかし面白かった。なんだこれ。でろっでろでずるっずるでぐっちゃぐちゃのスプラッタっぽい謎生物たちの跋扈する圧倒的な世界観。確かに円城さんが帯でいう“人類にはまだ早い系作家”だった。
    収録4編中では「洞の街」が一番...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年12月07日

    サイバーパンクの直系でかつ極北。異質過ぎてどんな世界か脳内にうまく立ち上げられなかったけど手探りで面白かった。言葉や単語のずらし感がとても楽しい。

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    Posted by ブクログ 2022年10月30日

    凄かった。いまは存在しない、でもいまとは独立でもない、そんな概念、存在で一冊の本が埋め尽くされていた。馴染みのない概念が多すぎてとにかく読むのに骨が折れた。でも、ここに一つの世界があるように思えて、まずはようやく一回通読することができた。積んでいるものを進めたいけれど、早いうちに二回目を読まないとい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年11月01日

    全然意味がわからなかった。
    解説を書いている人はなんでそんなに意味がわかっているのか。

    意味がわからないなりに楽しく読めた。
    なんというか、グルーヴ感だけで楽しい。
    意味やストーリーを理解しようとするのでなく、変なものを読むことそのものを楽しむ感じ。
    その意味ではヌーヴォーロマンの作品を読んでいる...続きを読む

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