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Posted by ブクログ 2023年03月21日
心情や情景の描写が凝っててすごい!
これは映画や舞台じゃなくて、小説で表現されるべきだと感じた。
「畏怖」の対象となるハイドの描写は全て抽象的。
これは読者によって「畏怖」を感じるものが多少違うからなのかなと思った。
他の描写は精細で濃密だから、しっかりと情景が思い浮かぶ。
読者の想像力で完成さ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月09日
題名は知っていたものの、全く話を知らなかったので一読した。人間の2面性を極端化したのがこの作品だと思う。個人的に思うが、人間誰しも多面的な性格を持っていると感じる。しかし、それを自ら多面的な性格を意識的に乖離させないようとしているに違いない。そのストッパーが外れた時、本作のような悲劇を招くことはフィ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月30日
再読。
相反する自己の苦しみが僅かながらわかる。自分の中に抑え込んでいたものを少しでも認めることが出来たなら、全てを否定せずにいられたなら、悲劇は起きなかったかもしれない。
裏の自分を認めどこかで発散する正当な術を持たない限り、破滅へと進んでいく可能性がある。博士だけでなく、生きている全ての人に言え...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月10日
二重人格という言葉以上に何も知りませんでしたが、初めて読みました。至って読みやすい一方で、いろんな思考を巡らせることのできる作品だったのは、失礼ながら意外でした。善と悪、真と偽、知性と欲望、、、いろんな対義語がありますが、果たしてこれは全く別物なのか、どこかで境目がなくなるものなのか、、、そして私の...続きを読む
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