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Posted by ブクログ 2016年10月12日
全編通しては勿論だが、一篇一篇、実に充実した読後感を味わえる。
生きるということ、死ということが、この作品に通底するテーマなんだと思う。それらは、クマさんの目に映る自然の中にあるように感じられ、木々の間から差す木漏れ日のような(と言うとあまりにもありきたりで綺麗すぎるが)、やさしい雰囲気が作品全体を...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月09日
引き込まれるような文体で書かれた短編集です。フィクションかと思いきや、著者の人生そのものだったようで、あとからWikipediaを読んで驚きました。自分が老人と呼ばれるような年齢になったとき、生きると死ぬの間で、どんな事を思い、何をして生きているのか漠然と不安がありましたが、この本を読んで少し想像で...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月14日
ついにご開帳になった天狼院プレゼンツ「糸井重里秘本」の中身。
力がある作品なので、夢現の境目にいるときなんかにこの本の内容がリフレインしてきてちょっと憂鬱な気分になる(笑)
僕は昭和という期間を6年ほどしか過ごしていないけど、記憶の片隅の方にある昭和の風景をなぜだか思い出さずにはいられなかった。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年03月03日
熊さんこと篠原勝之の、回想を交えた日々の暮らしについて。私小説なのかドキュメントなのか。ところどころわからない。
父の死から、猫のこと、母親や山梨の仲間などを短篇形式で綴る。ところどころ、海外での活動についても語られるが、そちらはあまり地に着いていない風で、自分の本拠地に戻ってくる。
ジフテリア...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月02日
「骨風」、「矩形と玉」、「花喰い」、「鹿が転ぶ」、「蠅ダマシ」、「風の玉子」、「今日ははればれ」、「影踏み」
鉄のゲージツ家クマさんによる、八つの短編私小説。エピソードのひとつひとつが壮絶過ぎる。よく、生きてここまで。
本人は達観しているのか、何かに守られているのか。
もしかしたらそれは楽天家のお母...続きを読む
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