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『遠野物語』が世に出てから二十余年の後――。柳田國男のもとには多くの説話が届けられた。明治から大正、昭和へ、近代化の波の狭間に集められた二百九十九の物語を京極夏彦がその感性を生かして語り直す。
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Posted by ブクログ
オシラサマ… 検索するとお写真がヒットするが、見た目がなかなか怖い。棒に何重にも布が巻き付けられている、怖い。 ご利益がとっ散らかってるのも怖い。 謂れも怖い、女性と馬が婚姻して非業の死を遂げると神様になる。ちょっとよく分からない。怖い。 「なんだかよく分からないものは怖い」の典型例だと思う。謎多き...続きを読む土着信仰という感じがぞわぞわ来て個人的にとても好き。 昔は色んな地域に色んな信仰があったのだろうな。(私が知らないだけで今も色々残っているのかも) そう考えると、信仰も多様性を失っていると言えるのだろうか。良いか悪いかはわからないが。
[一言感想] 人と自然の距離がまだ近かった頃のケモノや神や人間などの少し不思議な話 言わずと知れた日本民俗学の祖ともいえる、柳田國男先生の「遠野物語」の増補版である「遠野物語拾遺」を、他分野で活躍するミステリー作家である"京極夏彦"先生によって、現代文学として読みやすくさらに化...続きを読むかされる話や神様などの信仰話などで分類分けしてあるので、初心者でもとても読みやすい一冊 山で起きた出来事に対して色々な視点から捉えている当時の人たちの想像力と、自然に対して畏怖しながら敬意を持って接している一種の自然信仰が伺えるような気持ちになれる本であった
踊りたいと暴れる権現様、二本足で立つ兎、時空を超えて現れた兵隊の男―。日本民俗学の黎明を告げた名著『遠野物語』から二十余年。柳田國男の元には多くの説話が集まっていた。時は明治から大正、昭和へ。天女や狐狸が駆けた遠野の空にも、飛行機が飛んだ。民俗の闇が照らし出され、再び近代という闇に飲み込まれる、そん...続きを読むな時代の狭間で語られた二百九十九の譚を、京極夏彦がその感性を生かして新たに紡ぐ。
遠野物語からこぼれ落ちていたエピソードを綴った遠野物語拾遺、これを淡々と現代語訳にした内容。正直読みにくいところもあったけど、面白かった。
池、沢、淵と山、峠、森が多く出てきて、山合の谷間という遠野の町の自然環境が色濃くでていて、おもしろい。 家々に仏像がまつられ、神様の様な扱いをしていることも、興味深い。
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