外交五十年

外交五十年

1,210円 (税込)

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4.0

大正末期から昭和初期にかけて二度にわたり外務大臣を務め、「幣原外交」とよばれる国際協調政策を推進した外交官は、敗戦後に総理大臣に就任する。「未来永劫」戦争をしないとの「信念」から新憲法に軍備放棄を盛り込んだという著者が綴る貴重な外交秘史。 〈解説〉筒井清忠

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外交五十年 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年10月09日

    大正から昭和初期にかけて幣原外交といわれる協調路線を展開した外交官、幣原喜重郎の回顧録。
    彼の失脚を契機に、日本は軍国主義、孤立主義に猛進する。
    回顧録という、当事者の生の声ほど、歴史的に貴重な情報はない。

    以下抜粋~
    ・小村さんが帰って来られた日、私が涙の出るほど感じたことは、汽車が新橋駅に着く...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月18日

    軍備放棄を新憲法に盛り込むことを決意した理由として、①軍を持つなら弱いものでは意味がないので敵に勝てるように拡充されていき戦争に至る危険な性質があること、②軍と国民の意思に乖離がある中で戦争が強行され、「巻き込まれた」国民に絶望をもたらすような戦争を繰り返してはならないという決意があった。

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    Posted by ブクログ 2023年12月29日

    幣原の対米協調外交が築いた日本外交への信頼の意義は決して小さくない。中西輝政氏のようにこの点を見ずに、幣原の対中不干渉政策の非現実性のみを捉えて、それが全ての元凶であると結論するのはあまりに極端だ。然りとて岡崎久彦氏の如く対米協調さえ守っていれば日本は安泰と言わんばかりの幣原礼賛も明らかにバランスを...続きを読む

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