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世界的に知られる『知識創造企業』の著者による書き下ろしの経営論。「変化する状態」(プロセス)をキーワードに、これからの日本企業のあり方について説く。
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Posted by ブクログ
こんな本を書きたいな、 そう思わせてくれる重厚な研究と思考が読み取れる。 2016年マイベストの一冊。 ただ、理解しきれてないのでもっと読み込もうと思う。
情報共有やナレッジマネジメント、と言った言葉をよく耳にするが、知識創造に関する野中先生のお話。 知識創造企業における“場”という考え方をもとに、時間的な流れの中での企業は継続性、流れの中で存続し続ける。 人との対話を重ねお互い理解し合う中で相互主体性、すなわち共有、共感、共鳴を醸成しながら新しい価値...続きを読む創造を行う場がイノベーションや創造性を生みだす。企業事例でトヨタのプリウス開発は印象的でした。 それにしても、重い本です。。。。
本書の前半の理論編においては、野中郁次郎氏の知識創造理論で登場する基本的なコンセプトやフレームワークが要領よく解説されており、後半では、知識創造を経営のおいて実現しているいくつかの企業のケーススタディが紹介されています。 数多くの野中氏の著作の中でも比較的新しいもので、氏の主張を俯瞰的・概括的に...続きを読む理解するには適切な良書だと思います。
全力で推奨。企業の、人間原理の経済学的存在論 メモ: 現象学、意味論、関係性。 製品は意味の実体化。知識が製品の形をとり、利用により再解釈され、またメーカーに還流し、再び製品になる。 2016年1月29日追記:「持続的な競争優位性」の話がないと思うけど、おそらく「イノベーションを連続的におこし...続きを読む続ける組織能力こそが競争力の源泉だ」と言うんだろうと思う。
かなり抽象化された議論が哲学などの知見を交えて展開される前半は好き嫌いが分かれるところだろう。個人的にはハッとさせられるところが多々あり、脳そのものが鍛えられる感覚だった。 誰にでもおすすめできる、というわけでないので星四つにした。個人的には5に近い。
継続的かつ組織的な知識の創造こそが持続的なイノベーションにつながるとして「知識創造理論」を提唱する著者の集大成的な一冊。 客観的分析に基づく科学的・合理的アプローチによる意図的戦略論に対するアンチテーゼとして、個人の主観を基点に、組織的な対話を通じた弁証法的アプローチにより、暗黙知と形式知の相互変換...続きを読むから創発的な戦略が生まれ、実践につながると説く。 経営学の範疇に留まらず、哲学や現象学、生物学等を引用した理論も重厚だが、日本企業の豊富な事例紹介によって「実践知経営」の要点が整理されており、理論と事例の相関に多少無理を感じる部分もあるが、実践的ノウハウとしての読み応えは十分にある。
マネジメントに携わる人は必読だと思う。 「知識はプロセスである」 この言葉に全てが集約されている。 結して机上の空論ではない熱い書。
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流れを経営する―持続的イノベーション企業の動態理論
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野中郁次郎
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