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「歴史」や「国民国家」のような「大きな物語」(ビッグ・ブラザー)で自分の生を意味づけることができなくなった今。誰もが「小さな父」(リトル・ピープル)としてフラットに蠢(うごめ)くこの世界を、僕たちはどう捉え、どう生きるのか。「村上春樹」「仮面ライダー」「震災」を手がかりに、戦後日本の変貌とこれからを大胆かつ緻密に描き出した現代社会論の名著。解説・川上弘美
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Posted by ブクログ
宇野氏をJ-Waveの"THE HANGOUT"で知り、興味を持ったので購入し、通読してみた。 ポップカルチャーは時代を写す鏡であることを、本書を読んで改めて認識した。 ただし「リトル・ピープル」というものがいったい何者であるかが、今ひとつクリアでなかった。私の理解力の無さに...続きを読む起因するものかもしれないが、氏自身がリトル・ピープルなるものをはっきりと掴んではいないのではないかとも感じた。 あるいは仮面ライダーはともかくとして、村上春樹やジョージ・オーウェルを読まないと、本書の本質には迫れないのかもしれない。
たとえば「映画」はとても能動的な観客を想定したメディアだ。対してテレビはとても受動的な視聴者を想定したメディアだと言える。これは先ほどの比喩に当てはめるなら、映画は市民、テレビは動物を対象にしたメディアだということになる。 しかしインターネットは違う。インターネットはユーザーの使用法で映画よりも能動...続きを読む的にコミットする(自分で発信する)こともできれば、テレビよりも受動的にコミットする(通知だけを受け取る)ことも可能だ。もちろん、その中間のコミットも可能になる。こうして考えたときインターネットは、初めて人間そのもの、常に「市民」と「動物」の中間をさまよい続ける「人間」という存在そのものに適応したメディアだと言えることになる。p543
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宇野常寛
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