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漱石は親友子規の感化で俳句をつくり生涯におよそ二六○○句を残している。明治二十八~三十二年はとりわけ熱心に作句にはげんだ時期で、子規はこの頃の漱石の俳句を評して意匠が斬新で句法もまた自在だといった。漱石の作品は俳句というこの簡便で小なるものの楽しみを多彩に示しているのである。八四八句を抄して脚註を付す。
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Posted by ブクログ 2012年09月09日
俳句の良し悪しは分からないけれど、好きな句は幾つかあった。平明で、言葉のリズムを大切にしていて、漱石は、俳句でも漱石だった。
Posted by ブクログ 2021年09月23日
イギリスに出発した時よんだ「秋風の一人をふくや海の上」、晩年の「秋風や屠られに行く牛の尻」、32歳時の「われ折々死なんと思ふ朧かな」が特に好き。
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