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私たちはなぜこんな働き方をしているのか、いつまでこんな働き方を続けるのか。本書は、労働経済学の見地から、働くことにまつわる根本的な疑問を解き明かしていきます。日本型雇用のゆくえ、ブラック企業の根幹、これから失われる仕事の見抜き方……。働くことの基本を知り、いま起きていることを理解し、未来を考えるために必要なことを、具体的な事例に沿って解説します。これからの激変する社会で生きるための必読書です。
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Posted by ブクログ
特筆すべきは筆者の立ち位置。 労働問題を扱うけれども、べったり労働者寄りではない立場。 やみくもに雇用者を批判するのではなく、両者にメリットのある関係を作り出すべきだ、というのが基本的な考え方のようだ。 現在の終身雇用、年功序列制の賃金体系などの現在の労働の在り方は、時代に即さなくなっている、との...続きを読むことで―。 そこで出てくるのが、「限定正社員」という働き方。 これは無期雇用、直接雇用、フルタイムという、現在の正規社員の在り方を踏まえつつ、勤務地や仕事内容、残業について、契約で限定した業務に従事する社員、とのこと。 未来の働き方を探る、第三章以降が興味深かった。 非正規雇用でも、収入が途切れないようにするための一つの選択肢になり得る、とか。 それから、社会保障については国が直接行うようになる、なんて書いてある。 願望としてはそうであってほしいけれど、本当にそうなるのだろうか。 私たちが生きている間は過渡期で、企業からも国からも社会保障のネットが外されちゃったりして。 どうやらこれからの時代には、老後はないようだ。 やれやれ。
労働経済学と労働法の観点で書かれている。 初心者向けで、基本的な内容を把握したい人向け。 非常に分かりやすいが、その分内容は表面的。 この本を読んでから他の書籍を読むのが良い。
働くことに関して類書よりもう少し法律寄り。そして、わりと淡々とした書きぶり。後半に「働き方の未来」のポイントと丁寧な解説が好印象。
これからどうなるか、どうするべきかといったところがよかった。あとはブラック企業について記述したところ。そうそう、著者言うように、景気って大事なんだよねえ。
<目次> はじめに 第1章 働き方の仕組みを知る 第2章 働き方の現在を知る 第3章 働き方の未来を知る 第4章 いま私たちにできることを知る <内容> 著者の言うように、「働く」ということについて、労働法や経済学や経営学、社会学などを上手く織り込んで説明した、まさに「教科書」。大変コンパ...続きを読むクトにまとまっていると思う。
基本的な、社会人としての基礎の基礎がわかりやすく書いてありました。いまさら読む年齢でもないんですけど、新人に法律や社会人として知っておくことを説明するに何かいいものないかなぁと思っていたので、ちょうどよいものが見つかりました。
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