そこにいる人

そこにいる人

477円 (税込)

2pt

3.3

初めての恋めいた体験に胸をときめかせる大学一年生の直子。だが、彼女には姉・幸恵の存在が重くのしかかっていた。幸恵は肝臓に欠陥があり、長く患っているのだ。ある時、直子の不注意から姉の病状は悪化し、肝臓移植の必要に迫られる。自分の肝臓を提供すべきなのか、悩む直子がついに決断をした時……。「命」を見つめる感動の物語。

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そこにいる人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    病気を患う姉への思いや姉中心の生活を送る家族への複雑な思いを描いた作品。切ないな、つらいよな、とは思うが、なんだろ、けっこうあっさり読んでしまったな。

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    2014年12月28日

    Posted by ブクログ

    すごい短かったけど、よかった。羨みは憎しみには変わらないってのが印象に残った。めでたしな終わり方じゃないけど、好き。

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    2011年07月03日

    Posted by ブクログ

     病気の姉を抱える妹の視点から、家族・友人らを捉え、自分の内面に昇華していく過程を描いた作品。家族だからこそ、お互いの内面がよく分からない状態に身を置くことになるのがよく分かる。働いている父親が、家庭から逃げているように見えたり、何でも世話してしまう母親が、ただ甘やかしているだけに見えてしまったり、

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    2022年05月30日

    Posted by ブクログ

    病気の姉に親の愛情を独占される胸糞な話かと思ったらちがった。だれが姉に肝臓を移植するのかをめぐる、心の動きの描写が生々しい。文体や台詞は少しくどめだが、感情表現がみずみずしく古くならない。「そこにいる人」というタイトルが、何もできない病気の姉のことなのか、姉のスペアかもしれない主人公のことなのか、ひ

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    2019年08月21日

    Posted by ブクログ

    肝臓に欠陥がある姉、幸恵。その妹の直子。両親の愛情は幸恵へ、でも自由もなければ青春も謳歌できない。肝臓移植の必要に迫られ自分のを提供すべきか悩む直子。それぞれがそれぞれの立場なりに歯痒い…

    0
    2013年07月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    内容は主人公である直子は家事にうんざりしていた。それは病気を患っている姉を母が世話をしていたからである。両親ともに姉を溺愛していたため直子は嫉妬していた。しかし突然、姉の容態は悪化し移植を考えなければいけなくなった。という感じです。人間の主観の相違というのは怖いですね。私には兄も姉もいます。少しは家

    0
    2012年10月05日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2009/2/13 7&yから届く。
    2016/3/14〜3/15

    7年ものの積読本にして2年半ぶりの矢口作品。
    家族の関係について鋭いメスを入れる矢口作品。今回は肝臓移植を待つ姉と健康体に産まれた妹。お互いの孤独を描く。切ないながらも、最後のシーンに一抹の希望。

    0
    2016年03月17日

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