断崖、その冬の

断崖、その冬の

484円 (税込)

2pt

3.5

西田枝美子は「北陽放送」の看板アナウンサー。「ミス北陽」と謳われた美人である。その枝美子も、今年で三十四歳。冷たく澱んだ北陸の冬は、身辺にも迫ってきた。ラジオへの転属をほのめかされ、孤独を味わう日々。が、そこへ一人の男が現れた。六歳年下のプロ野球選手の志村は、若く荒々しく甘美な情熱で枝美子を虜にする。その冬の終わり、男は枝美子の希望そのものであった。

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断崖、その冬の のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年11月28日

    強引に口説かれて付き合いが始まった女性アナウンサーの枝美子、身も心も志村の虜になっていったのに、最後は志村に大きなチャンスが来た途端捨てられるという展開。ありがちとはいえ、気の毒になった。最後のシーンは読者への想像に任せるということだろうが、なんとか枝美子なら踏みとどまれると思う。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    地方放送局の美人アナウンサーの西田枝美子。
    34歳になりテレビからラジオへの転属の話など、
    それまでの栄光がガラガラと音を立てて崩れ落ちてきていた冬の始まりに
    一人の男性と出会い、身も心も虜になっていくお話です。

    年を重ねた女性が、それまで自分が立っていたフィールドがぐらぐらして
    その場所からの「...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年04月20日

    30代の美人地方アナウンサーと若手野球選手の恋愛話。
    30代がものすごく年老いた(!?)感じのポジションで時代を感じる。
    昔は皆20代のうちに結婚してたの!?
    そういう価値観が切ないけど、日本なんだろうな~という感じ。

    0

    Posted by ブクログ 2010年07月07日

    この著者は、やっぱり女性心理を書くのが上手いな~と思う。

    それもキレイ事じゃなく、女性の恐い面とか裏面っていうのか。

    さくさく漫画感覚で読めてよかった。

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    Posted by ブクログ 2009年11月01日

    林真理子さんの作品はどれも好きだが、大好きなプロ野球選手がお相手ということでドキドキしながら読んだ。
    若くて荒々しい男の描写に始終うっとりする。
    トイレのシーンや、脇毛の描写など、林真理子さんが描く男の「雄」らしさの表現は秀逸だと思う。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年09月18日

    導入の心情描写が凄すぎて傑作の予感…と思いながら読み始めました。短くてちょっと物足りずに終わりました。2023.9.17

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年02月01日

    再読。地方テレビ局の中堅女性アナウンサーの、仕事に先が見え始めた先の恋愛。
    しかし、短いひとつの恋の終わりで殺意が芽生えるのには、ちょっと・・・。

    0

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