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Posted by ブクログ 2010年08月29日
フランス革命期に生きたサドには誤解があるようだ~サド家は麻と布の商人で豊かになり,13世紀に伯爵位を授けられ祖父の代にアヴィニョンで侯爵となったが,爵位継承の費用が嵩み,1763年10月妊娠している淫売を相手に金貨2枚で肛門性交を望み聖体を汚したが,むちを使えなかったため金貨1枚に値切って告発された...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月28日
「今までに、おまえの草地の奥の祭壇に、貢物を捧げた者はいるか」
侯爵サドの晩年の物語。サドは、悪人か性の先駆者か、常人かを判決する(本人を交えての)裁判の話。
かたっくるしくはなく、分かりやすい文章で、サドのこれまで犯した犯罪が審議されていく・・・
始めの方は、サドの傲慢さ、変態さが滲み出てて気...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月16日
有名すぎるマルキ・ド・サド氏ですが、私は彼の著書も伝記も読んだことがないので、その上で語ります。
表現が表象的で耽美です。(言ってる中身はえげつないので美しくはないのですが。)女性ならではという感じ。こんな文章書く男は三島っちしか知りません。
あとは、几帳面な構成の仕方をされるかただなと。この作品...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月03日
マルキ・ド・サドは晩年、精神病院で治療を受ける。彼が起した事件は有罪なのか無罪なのか、裁判所は治療続行を主張する病院の理事長とサドを再び牢獄へ送ろうとする医院長の主張に耳を傾ける。マルキ・ド・サドはどこにでもいる変態おやじに成り下がり、カリスマ性がどんどん失墜していく。現実とは読者が期待するほどの...続きを読む
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