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混迷を極める中東に突如現れたイスラム国。捕虜の殺害や少数民族への迫害が欧米経由で厳しい批判と共に報じられているが、その過激な行動の裏にある歴史と論理は何か? また、本書はイスラムそのものに対するメディアの偏見と、第一次世界大戦時に確立された欧米による中東秩序の限界を指摘。そして、集団的自衛権の行使容認で中東に自衛隊が派遣される可能性が高まる中、日本が今後イスラム世界と衝突することなく、共存するために何が必要なのかを示す。【目次】はじめに/序章 中東で起きていること/第一章 16億人のムスリムを見方にするか、敵に回すか/第二章 まちがいだらけのイスラム報道/第三章 イスラム世界の堕落とイスラム国の衝撃/第四章 日本人にとってのイスラム/おわりに 戦争は人の心の中で生まれる/あとがき
...続きを読むPosted by ブクログ 2016年02月16日
中田さんの論理を通訳してくれてるようだなと思ったらやはり親交があるようで、同志社でカルザイ政権とタリバンの有力者を集めての話とかが読めてよかった。
一章目がアメリカの中東における有力な同盟国ながら思い通りには動かないトルコから日本も学べるってところで、集団的自衛権と中東情勢についておれには新しい視点...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月17日
この1年、内藤先生のツイッターを通じて、中東、イスラム世界のことを知ろうとしてきた。
学生時代からずっと、中東問題について、もっと知りたいと思っていたのだが、イランとイラク、スンニ派たシーア派が、どっちがどっちかすぐわからなくなるくらいの全くいい加減なものだった。1年前(多分、日本人人質殺害事件をき...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年03月28日
イスラムをもっと理解することから始める必要があることを教えてくれる良書。
明治維新以降、英、米、独を中心とする欧米の考え方、政治体制に多大な影響を受けてきた。遠く離れたイスラムのことを欧米視点による情報を鵜呑みにしてしまくことに対して注意喚起をしている。
そもそもイスラムでは主権は国民にはなく、神...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月22日
ヨーロッパにおけるムスリム移民やトルコ等を研究対象にしている
著者による、第1次世界大戦以降から現在までのムスリムと欧米
による中東政策を解説した作品である。
「はじめに」で「日本は決してこの戦争に参加してはならない」とされ
ているのだが、残念ながら著者の思いは実らなかった。日本政府は
...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月11日
イスラム地域研究の専門家が、イスラム国の台頭に至る中東地域の混迷について、歴史、宗教、政治権力、世界のパワーバランス等様々な角度から分析、解説し、今後の日本の取るべきスタンスを提言している。
本書で著者は、
◆1979年のイラン・イスラム革命以降の米国の中東政策は失敗の連続であり、その原因は、イスラ...続きを読む
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