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生まれつきままならぬ下半身。五度のがん。側近の裏切り。様々な壁にぶつかりながらも、著者は常にハンデを強みに変えて乗り越えてきた。百社以上の破綻処理に携わり、ファンドマネジャーとなった今、半生を振り返りこう断言する。「生きてさえいれば何とかなる」と。「土下座担当」という仕事、裏社会の面々の図太さ、学歴エリートのひ弱さ……壮絶な体験から導き出された、弱者の戦略と命の意味。
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Posted by ブクログ
職場で必要とされるためには、自分に求められていることは何かを正確に見極めることが必要である。あるがままの自分を生かせる場所はどこかを考え、実際に探し始めることが、問題解決の突破口になる。
あまりにも特殊な人生であり、並外れた才能の持ち主なので直接参考になるものは少ないが、それでも『生きているだけでラッキー』という前向きな姿勢には勇気をもらえた。でも本当に心が弱っている時に読むとキツイかな。
タイトルがキャッチ―だ。こういう、だれ宛てなんだろう、みたいな本は好きです。 生まれつきの障害、五度のがんの発症。たしかに、置かれている立場はこれでもか、というほどに険しい。大変な人生の記録だと思ってよむだけでも、おもしろいと思う このひとのそういう人生もあってか、やくざや風俗のなかにいるひとたちに...続きを読む対して、やさしい。なにがなんでも生きる、という「生きること」にしがみつくたくましさが大切らしい。 自分の強みだとか、自分がまわりからなにを求められているのか、をきちんと見極める、というあたりの話は、なるほどたしかに、と思った。
先天性脊髄分裂症の著者による自伝。生まれてから2週間以内に死ぬだろうと言われ、その後もn歳までは生きられないと言われ続けるほどの重度障害者。それにも関わらず、なんだかんだで生き続け、それなりの地位にいるからすごい。 こういう人の本を読むと、「誰が言ったか」は重要であると再認識する。健康で金の心配が...続きを読む無い人間が言っても響かないが、排泄すら自分でコントロールできないこの著者が言うと重みがある。著者は財務整理の仕事をしている時に「生かし屋」と呼ばれたそうだが、そうなるのも納得である。
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並木秀之
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