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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 博物学・民俗学・語学・性愛学・粘菌学・エコロジー……。広範囲な才能で世界を驚愕させた南方熊楠。そんな日本史上最もバイタリティーに富んだ大怪人の生きざまを天才・水木しげるが描く。
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Posted by ブクログ
興味範囲が異分野過ぎておもしろいし、魅力的なキャラクターだし、水木しげる先生もすごい。 坂本龍馬のマンガに寄与した武田鉄矢なみにスゴイ(微に入り細を穿つ的褒め)
たまたま、和歌山に旅行に行き、南方熊楠記念館で購入した。水木しげる先生が好きだったこともあり、南方熊楠をどういう風に描いているのか興味があったが、まさか猫を通して、話させるとは思わなかった。凄い発想に感服‼︎
熊楠を水木しげるが描くというだけでわくわくするじゃないですか。怪物と怪物の共演。 基本的には史実にとても忠実だけれど、水木しげるならではの注目ポイントや人物の描きかたがあり、生々しさが良かった。 素晴らしい功績と頭脳やその哲学は知っていたが、パワフルで横暴な熊楠、研究に一途な熊楠、家庭での熊楠。いろ...続きを読むんな面を感じることができて面白かった。
その昔、中一コースの付録、文庫サイズの冊子『知られざる大天才』で熊楠の名を知った。確か「くまくす」とルビが振られていたように思う。 その後、稲垣足穂『少年愛の美学』や水木しげる短編『快傑くまくす』でさらに親しみを覚え、神坂次郎『縛られた巨人』にも手を伸ばした。 バートン版『千夜一夜物語』の該博...続きを読むかつ下がかった訳注に接した時は「イギリスの熊楠!」と思ったものだ。 『猫楠』の自由闊達な展開、これぞ八十代にして到達する境地(幽仙境)に外ならず。 惜しむらくは、後年の昭和天皇が南紀白浜を訪れた際、熊楠を偲んで詠んだ御製が紹介されなかったこと(御製に個人名が詠み込まれることは極めて珍しい)。『猫楠』は『快傑くまくす』との併読が望ましい。
気にはなっていたけど、学者の一側面しか知らなかった南方熊楠という人は、こんなに痛快な人だったとは。それを水木しげるが描いて、猫が解説してる、なんて凄い漫画。終始、変態(ほめ言葉)しか出てこなかった。とても深く面白く人間を感じる内容でした。
世界に誇る民族・博物学者南方熊楠についての本です。 すでに多くの伝記が書かれていますが、熊楠が言葉を越えた神秘の存在とコンタクトをとる世界観は、漫画という表現が一番ふさわしいのかもしれません。 実際に18ヵ国語に通じていたと言われる熊楠ですが、この作品ではプラス猫語を操り、パートナーのトラ猫とのコン...続きを読むビが絶妙です。 天才としての姿だけではなく、家族や自然を愛し苦悩する姿や、可笑し味に焦点をあてた作品です。 ペンネーム 六
博覧強記の大変態、南方熊楠。その伝説の数々は今更自分の語るところではない。英語、フランス語、ドイツ語はもとよりサンスクリット語に至るまで19の言語を巧みに操り、科学雑誌『ネイチャー』に掲載された論文、記事51編は、未だ世界で最多を誇る。柳田国男をして「日本人の可能性の極限」と言わしめた大天才。無類の...続きを読む酒好き、女好きにして、40歳まで童貞。ついには昭和天皇に進講する際、標本をキャラメルの空き箱に入れて献上したことは、あまりにも有名。なお、そんな南方熊楠に敬愛を表して、さる水木しげるは紫綬褒章受賞の際、その時と同じ燕尾服にシルクハットの出で立ちであったという。
グループのメンバーの壮行会で、本を贈ろうと思って代官山の蔦谷書店に行った。そのときに見つけた本。実は、贈る本の一冊だったのだが、自分もほしくなって買ってしまった。 南方熊楠の生涯を水木しげるがマンガで描くという、なんともいえぬ世界観になっている。熊楠の生涯が良くわかるし、僕はお勧めしたい。熊楠は猫...続きを読むが好きだったらしい。このマンガの中にも出てくるが、猫が好きなので猫楠ということらしい。 南方熊楠は和歌山の博物学の巨匠。だが、その範囲は広すぎて、どの本を読んだらいいのか分からなかったりする。ともすれば、奇行にフォーカスしすぎだったりもするけど、伝記として読めると思う。写真で見る熊楠は、意外とハンサムだ。でも、裸で過ごしたり、南紀の山奥に入り精霊を感じたり、その行動はとにかく破天荒。だが、今の東大を出て、米国に渡り、そして英国博物館で仕事をこなしながら雑誌ネイチャーに投稿するなど、とにかく、興味と好奇心の塊として何事にも取り組んだ。不思議な人だと思う。
おちんちんを蟻にかじられて腫れて二倍の大きさになったから、これはと思い、おちんちんを二倍にする研究をしはじめるひとらしいです。猫語も話せるようです。水木さんが描くぐらいだから実在した魑魅魍魎のたぐいであり、おもしろくないわけないでしょう。
南方熊楠記念館に行った後、丁度京都の行きたかった本屋さんで見つけて運命だと思って購入 南方熊楠の荒々しいところ、猥談やしょーもないことをするところ、全てが新鮮で、大好きな水木しげるさんで漫画化。面白くないわけがないな〜! 一生を粘菌に捧げ、周りから愛される南方熊楠、もっともっと知りたくなったなあ
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