黄昏のベルリン

黄昏のベルリン

865円 (税込)

4pt

1988年「週刊文春傑作ミステリーベスト10」第1位!

ナチの収容所で生れた日猶混血児がたどった運命とは? 流麗な筆致で東西ベルリンに集まるスパイ群像を描いた幻の傑作がいま甦る

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黄昏のベルリン のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年03月11日

    壮大さに精密さ、緻密さを織り交ぜた傑作。読み終わった後、すごいものを読んだという興奮から抜け出せない。連城三紀彦という作家はこんなものまで書けるのかと畏怖の念まで覚えた。
    行ったことのないベルリン、パリの街を主人公とともに駆け抜けたような感覚。東西冷戦時代のヨーロッパのことがすんなりと頭に入りずっと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    息をつかせぬ展開。

    緻密に組み上げられた謎とその解。

    何よりも場面展開の文章手法の素晴しさ。


    溜め息しか出ません・・・・・・。


    ストーリーは、ある女性に、自分が第二次世界大戦中、ナチスのユダヤ人収容所でユダヤ人と日本人の間に産まれたと知らされた主人公が、権謀術数渦巻くヨーロッパで体験する...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年04月03日

    スケールの大きな作品で、これまでの連城作品とは趣向が異なる。
    良い意味で裏切られ、期待を超えてきた。

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    Posted by ブクログ 2012年10月30日

    冷戦時のベルリンの壁を舞台とした国際謀略小説というところでしょうか。いくつかのエピソードが除々にひとつに収斂していタイプの作品です。突拍子のない物語なのですが、単なる絵空事に終わらなせないところが良いですね。

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    Posted by ブクログ 2010年08月29日

    素性の分からない日本人男性は第二のアンネ・フランクなのか。
    それとも第二のヒトラーなのか。
    真意を隠されたままベルリンで進められた計画は…
    二転三転します。よく練られて繋がっている。

    なんだか浅田次郎っぽい。

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    Posted by ブクログ 2010年04月30日

    ベルリンの壁崩壊の前年の作品であり、第一回「このミス」1位。買ったまま未読だったけど、崩壊20周年を契機に本棚から取り出しました。自分の出生の秘密がナチス時代に遡ることを知った主人公。壁に阻まれた東西ベルリン、パリ、リオデジャネイロ、東京、ニューヨークとめまぐるしく変わるシーンと、複雑に入り組んだ背...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    時代:20世紀中盤、壁崩壊前

    日本で美術教師として暮らしていた主人公は、ある依頼を受け、欧州へ旅立つことになる。
    そこで主人公は、自分の出生に関する秘密を突きつけられ…。
    日本・パリ・ニューヨーク・リオデジャネイロ、そしてベルリン。
    世界の各地で起こる出来事が、やがてひとつの陰謀に収束してゆく様は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年04月04日

    去年の今頃、とてもバタバタしていたことを思うと、今年は結構余裕あり。少々厚めだけど、息子の本棚にあったこの本でもと。
    リオデジャネイロから始まって、そのままニューヨーク、東京、ベルリン、パリへと場面転換の第1章。
    混血の日本人画家・青木が見知らぬドイツ人女性・エルザから接触を受ける。
    第2次世界大戦...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    ナチ、ネオナチ、反ナチ。
    終戦後 40 年経過して、なお人々は翻弄され続ける。
    自分には全く知らない出生の秘密があった。
    父親はいったい誰なのか・・・。
    組織が本当に必要としていたものとは・・・。


    日本語の使い方が巧みです。
    すごく先が読めちゃうところと、すごく驚かされるところとあり...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月04日

    「連城三紀彦」の長篇ミステリ作品『黄昏のベルリン』を読みました。
    『夜よ鼠たちのために』、『運命の八分休符』に続き、「連城三紀彦」の作品です。

    -----story-------------
    画家「青木優二」は謎のドイツ人女性「エルザ」から、第二次大戦中、ナチスの強制収容所でユダヤ人の父親と日本人...続きを読む

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