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システム開発プロジェクトにおける見積もりの進め方や技法については、ここ数年でずいぶん整備が進んできたと思います。FP(ファンクションポイント)法を使った規模見積もりや、WBS(Work Breakdown Structure)を使った工数見積もりの技法も、広くIT 現場で使われるようになりました。
ところが、提案・見積もり段階におけるユーザー(発注者)とベンダー(受託者)のやり取りにはまだまだ問題が残っているのが実情です。ユーザー側はベンダーから提示された見積額の妥当性に疑問を持ち、「ぼったくられているのではないか」という感覚が拭えません。
一方のベンダー側は、ユーザーが提案内容や価格の妥当性をきちんと理解してくれないこともさることながら、結局、価格競争にさらされて「買い叩かれるのではないか」という懸念が拭い切れません。
つまり、ユーザー、ベンダーとも提案・見積もり段階のやり取りについて苦労しているわけです。お互い、もしくは一方が不信感を持ちながらプロジェクトに入っていくことは好ましくないでしょう。良好なコミュニケーションが保てなくなると、プロジェクトが混乱する要因になります。
そこで本書では、ユーザーがベンダーにシステム開発を発注するための見積もり評価に焦点を当て、見積もりへの納得感をお互いに高めプロジェクトを成功に導くにはどうすればよいかを考えていきます。本書の視点はあくまでユーザーです。しかしベンダーの読者の方も、ユーザーが今後どんな手順や方法でベンダーの見積もりを評価するかを理解し、そこから自分たちの合理的・論理的な見積もりの作成につなげてもらえればと思います。
Posted by ブクログ 2020年04月11日
いくつかの見積もり手法を知れてよかったです。
ただ、複雑で、作成とレビューに膨大な時間が必要になります。それに経験値が高くないと作れないです。
半自動化でもない限りやろうと思わないです...
それ以前に、作っても評価できるクライアントがまれで、ほとんどのクライアントにとっては大量の項目と数字と記号が...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月06日
システム発注を行う際にベンダーが提示する金額が妥当か?を見極めるために、見積もりの勘所が記載されたユーザ向けの本。
文章構成自体は読みやすく適宜図も挿んでいるのですが・・・具体的事例にかけるため、「なるほど!」とところどころあるものの実際に生かせる部分があるかはちょっと微妙。
ただしシステムの見...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月30日
ITプロジェクトで一番大変な準備、計画フェーズ。
その前段階となる見積もり部分について書いた本。
具体的にこうすべき!というハウツー本ではないが、
どんなことに気をつけて見積もり作成、評価をすべきかは
読み進めていくことで分かります。
【参考になったこと】
・評価の際に意識すべきは機能網羅性
...続きを読む
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