「抗がん剤は効かない」の罪

「抗がん剤は効かない」の罪

1,100円 (税込)

5pt

4.0

「抗がん剤は効かない」「がんは放置が一番」……こう主張する近藤誠氏の著書が、がん患者やその家族、また一般の人たちを惑わせています。それらを信じて、きちんと治療すれば治るはずだったがんの患者が、実際に命を落とすケースも出ています。本書は、がん患者はもちろん、これから罹患する可能性のある全ての人に、より正しい道を選んでもらうべく、近藤氏の主張のそれぞれを検証し、科学的に反論しています。がんは手ごわい病です。部位によって、個人によっても、辿る経過がまるで違います。とはいえ、長い月日をかけ、医師や研究者たちが病と格闘し、治療法も除々に広がっています。ネットをはじめ、さまざまな情報が世にあふれていますが、信じるべきは何なのか。がんになっても、より自分らしい人生を全うするためにはどうすればいいか。本書に、その答えがあります。

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「抗がん剤は効かない」の罪 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    苦痛を伴う抗がん剤。
    病人ではない場合、「治療しないと死ぬ確率が高いから、治療(抗がん剤)した方がいいに決まってる」と常識的に考えられますが、がん当事者になるとラクな説(抗がん剤使わない治療)に飛びつきたくなります。
    本書では抗がん剤治療したほうがいい理由を論破してくれているので、冷静になれました。

    0
    2021年05月14日

    Posted by ブクログ

    抗がん剤治療を全面否定することでセンセーションを巻き起こした近藤本に、腫瘍内科医の著者が理路整然と反証している本です。データの読み込み方や、診療ガイドラインの成り立ち、ガイドラインにない研究的・実験的な治療の倫理を担保する考え方など、近藤本が唱える「放置療法」が的確に反証されていきます。根拠を一つ一

    0
    2018年05月05日

    Posted by ブクログ

    感情的な反論ではなく、一人の医師としてがんに悩む患者の迷いを解きたい、という想いで書かれていると思う。しかし、もとになった本と同様、がんは一人一人全部違うため、一概に抗がん剤は必要だとばかり主張しづらいのではないか。自分も、抗がん剤治療を受けていて、今まさに副作用にはとても悩まされており、あとわずか

    0
    2017年04月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    血液ガンは抗がん剤が効く。固形ガンは効きにくい。
    術後に、微小転移したがんを抗がん剤で殺す=再発を防ぐ。
    転移したがんは、治癒の可能性が低い。抗がん剤で円見えさせる。
    吐き気には、5HT3阻害剤、アプレピタントで抑える。外来で行える。
    分子標的剤=新しいタイプの抗がん剤。

    非浸潤がん=早期がん、上

    0
    2022年10月24日

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