シンデレラ・ブライダル

仁賀奈 / 湯浅あゆ

幼なじみの王子ジュリウスの女嫌いを治すため、王宮で一緒に暮らし始めた侯爵令嬢ラミア。「今日から俺と一緒のベッドに眠るんだ」治療と称して次々と淫らな命令が。一途に奉仕するうち、敏感になる身体。昼も夜も愉悦に蕩けるけれど、心は寂しくて――。やがて告げられた言葉は「絶対に誰にも渡さない。永遠に、愛することを誓う」女嫌いの彼が、ずっと私を好きだったなんて!

• カテゴリ: TL
• ジャンル: TL小説
• 出版社: プランタン出版
• 掲載誌・レーベル: ティアラ文庫
• ページ数: 432ページ
• 電子版発売日: 2015年02月13日
• コンテンツ形式: XMDF
• サイズ(目安): 6MB

[匿名 · ★★★★★]

長年の愛

かなり長いお話でしたが流石面白かった。幼い頃の取り返しの付かない過ちのせいで、何年も拗れちゃったヒーローとヒロイン。ヒーローの言葉が足りないから更に拗れてどーなっちゃうの？と思いつつ楽しく読めました！

[ブクログ · ★★★★☆]

まずかなりの本の分厚さにびっくりしましたが、そこは仁賀奈さんなので、一気に読めてしまいました。

王子様のジュリウスと侯爵令嬢のラミア。幼いときから相思相愛だったのに、視察先の船で出されたお酒を飲んだことで、ジュリウスに淫らなことをしちゃって、そのあとも挽回できるシチュエーションはあったのに、心ないことを言っちゃったジュリウスのせいで、こじれまくり。

正直お酒を飲んだからといって、あそこまでやっちゃうラミアもすごいし、初めてだったジュリウスも焦っちゃったでしょうねぇ。

結局それからしばらく会ってなかったのに、ジュリウスはラミアから近寄ってきたあとは、逆に淫らなことをしまくってます。

どこかで気持ちを打ち明けていたら、ここまでこじれないのでは？なんて思うくらいですが、思わせぶりな態度や王様、王妃様、妹姫の後押しもラミアの勘違いを解くには至らず、やっと結婚式ができるとジュリウスを喜ばせておいての逃亡は、逃亡が分かったと知ったあとのジュリウスの様子、是非見たかったです。

腹黒でもなく、一途にヒロインのラミアを愛する余り、暴走しているジュリウスは見た目と違って結構純情だったんだなあと思います。

まあ、途中のラミアを翻弄するあたりのHシーンは、もう少し少なくてもよかったかなぁなんて思うところはありますけど、ヒロインが逃げるものって結構好きな私としては楽しめました。

[めい · ★★★☆☆]

絵が残念

　大好きなにがなさんだから、絵がひどくても中身が好きだから！と買って読んでみたけど、本当にひどかった。絵が。
　あのいやらしい下品な口元、どう頑張ってみても王子には見えません。素直になれない性格をあの酷い口元で表現したつもりになってるのかな。でもあんなキモメンに抱かれたいとは思えないし、ヒロインがかわいそう。ヒロインの絵もたいして可愛くなかったけど。
　絵師さん交代とか、色々あってスケジュールきつかったんでしょうが、それならばいっそのこと、中身はイラスト抜きで表紙だけにすべきです。引き受けたからには、きちんと描いて欲しかった。
　イラスト見る度にガッカリしちゃって、読み直したいのに読めません。電子書籍だからイラストだけ消すことも出来ないし。
　絵師さんを変えて、または元の絵師さんの表紙だけにして発売し直して欲しい。
楽しみにしてたのに。にがなさんの本で、こんな酷い絵師さん居なかったから、信用してたのに。ガッカリ。

[Ikm · ★★☆☆☆]

長い！

兎に角長い。
432ページもあるらしい。電子書籍だとページが書いていないとわかりません。

幼馴染の二人が仲違いし、8年の月日が経つ。ヒーロー20才ヒロイン19才。王太子のヒーローはそろそろ縁談が、しかしヒーローは女性を全く寄せ付けない。ヒロインは国王に呼ばれ、ヒーローに見合いする様に説得してくれと頼まれる。ヒーローと8年ぶりに話すヒロイン。
『話なら俺の部屋で待っててくれ。』と言われヒーローの部屋に。そこに監禁され…。
王道ストーリーです。お互いの誤解ですれ違いと、ヒロインの逃避。
なのに、この作者さんの何時ものキレを全く感じない残念な作品。途中からダラダラとHシーン。その得意？なシーンも無駄に長くテンポが悪い。
後、挿絵が20歳と19歳に見えなく残念でした。ミスマッチなイラストレーターさんの取り合わせに思いました。