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緊急出版! 弁護士初の東証マザーズ上場を達成した著者による初の著書。 LINE株式会社 森川亮社長 推薦 「社会を変えることと真正面から向き合った起業家のストーリーです。」 なぜ仲間全員に止められても、安定した仕事を捨ててでも、ベンチャーを始めたのか? 創業から8年間ずっと赤字でも、決してあきらめなかった理由とは? エリートの道を捨て、「困っている人を助ける」という決意をした弁護士の汗と涙のノンフィクション。
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Posted by ブクログ
弁護士サービスの会社を立ち上げた創業者による上場までのストーリー。設立当時は難しいと思われていたサービスだが、多くの人に役立つことをベースとして運営してきたことが今日につながっている。創業者の思考やマインドにも驚かされることが多い。
著者の半生記が熱くて面白かった。あと、弁護士ドットコムって長いこと赤字だったのね。。。よく潰れずにマザーズ上場まで持ってこれたなあ。
内容はかなり為になる。 弁護士資格を持つ初の上場企業社長。 起業家として重要な、理念を語ることで人に応援してもらう、といった事を実践されており、他にも個人的に考える事業の成功法則を押さえられている印象。 ただ、本としては、誤字脱字が多いのが非常に残念。編集者が悪いのだとは思うが、プロフェッショナルの...続きを読む仕事と思えない。 ・事業環境(司法試験合格者数増、弁護士によるマーケティングの必要性拡大)の追い風を受けている。 ・最初はユーザー(弁護士、利用者)を集めることに専念する。マネタイズは考えない。(→弁護士法72条の影響ももちろんある) ・純粋に世のなかのためになるから事業をやっているんだということを伝える。企業理念を語る。 ・普通は30分5,000円はかかる弁護士による法律相談を、弁護士ドットコムではタダで受けることができる。 ・弁護士は、弁護士ドットコムを活用することで、マーケティングにつなげることができる。(ランキングやポイント制度を確立。ゲーミフィケ―ションの要素を取り入れる) ・当初は登録弁護士数が少なかったため、一般の方による回答も可としていた。弁護士登録者数の増加に伴い、廃止。 ・マネタイズは有料会員から。(弁護士には広告枠を販売。利用者には過去のQ&A(法律相談の生のDB)を見ることができるように) ・マネタイズできるまでは、法律事務所の収益で事業を補填。 ・マネタイズできるまでは、徹底的な節約志向。 ・初期のメンバー2人は弁護士事務所と兼任(=ネット事業の役員報酬は発生せず)。技術者は別の会社に所属して本業を別に持ち、貢献度に応じた業務委託契約を支払う。 ・初期段階ではVCからの出資受け入れは熟慮した方がよい。出資契約書でがんじがらめにされて身動きが取れなくなることも有り得る。 ・資本政策に正解はない。不可逆的な性質を持つことを理解する。 ・色々なメンターを持ち、アドバイスを受ける。 ・Webサイトはかっこよすぎると良くない。利用者は普通のセンスを持った普通の人。(→利用者の立場になったデザイン) ・異質なものを掛け合わせることで、ブルーオーシャンを創りだし、日本一・初、世界一・初を目指す。 ・インターネット領域には、まだまだ異質なものを掛け合わせる余地が残っている。 ・他人が反対することほど、チャレンジする人が少ないので勝機がある。 ・地道な努力・忍耐力が必要な行為を積み上げることで、参入障壁を作り上げる。 ・ある時期からテレビに出ることで、社員の家族に応援してもらえるようになった。(→企業ステージと関係?) ・弁護士ドットコムで培ったノウハウを他の士業にも展開(→事業の拡張性)。ただし、早い時期の多角化は失敗。(→ノウハウ確立までに他領域に進出することの危うさ) ・細部へのこだわり。サイトのキャラクターのおかげで、弁護士の敷居を低くすることに成功。 ・孫正義の言葉。「時代を追わず、時代を読んで、仕掛けて、待つ」 ・経営者にとって、身体を鍛えることも大事な業務。 ・日本はモノを壊した際の損害賠償として時価基準で請求。アメリカは懲罰的な色彩も有し、高額な金額となる。 ・アメリカの弁護士は、成功報酬として30%を受け取る。(セクハラ事件で30億円の慰謝料だと、10億円の成功報酬)アメリカは一攫千金を狙いやすい。 ・日本はアメリカの方向性とは異なり、予防法務重視に進むべき。 ・ベンチャー企業も、予防法務の観点から、弁護士によるチェックを受けるべき。特に、VCからの出資契約書(例、創業者による株式買取り条項)、事業アイディアのフィージビリティ(実現可能性)調査 ・仕事をどんどん人に任せることで、使える時間を増やしていく。 ・民間企業の業務効率化ノウハウを弁護士事務所にも取り入れる試み→将来的には成功ノウハウを弁護士ドットコム利用の弁護士に提供することも想定。ある意味タイムマシン経営。(企業→弁護士事務所)。 ・<参考>タイムマシン経営:異なる産業間、国家間、規模間の知見の移動。
困っている人と弁護士をインターネットでつなぐ、というサービス「弁護士ドットコム」 「困っている人を助けたい」という一心でエリート弁護士の道を捨てて、赤字の苦節8年。とうとう2014年12月、日本に類を見ない弁護士資格を持つ創業社長の会社が、東証マザーズ上場を達成しました。 本書は、「弁護士ドットコム...続きを読む」代表・元榮さんの生い立ちを追いながら、弁護士ドットコム誕生秘話、そこにかける想いなどを徹底的に紐解いていきます。 縁があって参加させてもらった講演会で、元榮さんのこと、弁護士ドットコムのことを初めて知りました。 そして、「こんなサービスがあったなんて」と、とてもとても驚きました。弁護士や医師はどうしても敷居が高いと感じてしまうし、普段接点のない弁護士は特に、「どうしようもなくなるまでは関わらない方がいい」くらいの気持ちが頭の片隅にはあったのですが、本当はトラブルを未然に防げたり、事前にちょっと相談ができたらどんなにいいだろうと思います。 だから、こんな画期的なサービスがあって本当にありがたい!と思う一方で、法曹という歴史のある社会で新たなサービスを作り上げる苦労は想像に難くなかったです。途中で放り出したくなることもあったでしょうに、想像以上の時間をかけて磨かれ、育てられたサービスであるということにまた深く感銘を受けました。 また、「人と違うことをする」時に力を1番力を発揮するという元榮さんの、自分自身を信じるという信念の強さやまだ見ぬ先のことを見据えて動く器の大きさなどに圧倒させられました。 他にも、人に対して常にWIN-WINの関係を築こうとする姿勢にとても感動をしました。自分がいいものを見つけた!と思ったら悪気無くとも「こっちの方がいいよ!」と元のものを否定してしまったりしがちだと思うのですが、常に感謝と謙虚な姿勢を崩さない人柄が本書からも溢れていました。 サービス誕生のきっかけやそれを形にしていく過程もすごく面白く読めましたし、人としての生き方や姿勢、困っている人にどこまでも誠実であろうとする態度に思わず自分の生き方を振り返らずにはいられませんでした。 読めてよかった良書です。
弁護士ドットコムを創業してマザーズ上場まで持って行った元榮さんの一冊。 最近なぜか千葉で参院選に出たりで大丈夫かなとも思って気になって読んでみた。 前々から変人って噂があったけど書いてあることは至極まっとう。 とは言え、集中力は尋常じゃなさそうだし、忍耐力も相当凄いんだろうな。だって、8年間実質売...続きを読む上ほとんどなくて赤字で経営してたと。凄いわ。
弁護士ドットコムを起業した元榮太一郎氏の同氏と同社の経歴や弁護士界に対する思いなどを書いた一冊。 今までになかった弁護士と困っている顧客をマッチングするというサービスを構築した同氏の学生時代や弁護士試験受験時のエピソードや同社起業時の苦悩などが本書を読んで知ることができました。 年収数千万のエリー...続きを読むト街道の道から外れて、起業に至った氏のバイタリティーに感嘆するとともに、軌道に乗っていくまでの氏の苦悩に対するストイックな向き合い方、弁護士の存在意義や日本の法曹界に対する熱い想いとこの人だからこそ今までなかったサービスで上場するまでに至ったのだと感じました。 弁護士法72条の起業時のハードルや既成概念という困難を乗り越え、敷居の高いイメージのある弁護士をネットというツールを使って、無料相談やニュース解説等で身近な存在へと意識を変化させた同氏の活躍には目を見張るものがありました。 上場を機に更なる弁護士界の意識改革を行い、この国の2割司法からの脱却に向けて同社、そして同氏の活躍が楽しみになる一冊でした。
大手事務所のエリート弁護士の道を捨てて、起業し、赤字を耐えぬき、マザーズに上場したという著者のストーリー 本。やはり何事もまず理念ありきってことなのか。 著者の場合、「困っている人を助けたい」という思いがそれらあたるだろう。
弁護士ドットコムと言う名前はなんとなく知っていたが、アクセスを含め利用した事もなかったが、弁護士と聞いて感じるイメージとは違う半生が書かれていて面白かった。 そして大手弁護士事務所に所属してエリート弁護士として活躍しながらも、そのキャリアを捨てて、ベンチャーを立ち上げて上場した事を初めて知った。 ...続きを読む その中で、驚いたのが弁護士ドットトムのヒントになったのがウェブクルーの引越し比較ドットコムをみて、サービスに対する価格を比較できる事をビジネスとした事。 実は自分はITバブルが華やかだった、90年代末にウェブクルーさんのオフィスを担当した事があり、親近感を覚えた。 その反面、オフィス工事をしながらウェブクルーさんの社長や副社長さんとビジネスモデルについて色々と聞いていて、なるほど便利だなぁと感心しただけの自分と そのビジネスモデルをヒントに実際に自分でビジネスを立ち上げた差を感じた。
20代中頃にして、10年以上先の今の「弁護士ドットコム」に通じるビジョンを信じていられた元榮社長は、やはり尋常じゃないと思いました。 マザーズ上場までは8年間赤字だったり(実際は同時に経営していた弁護士事務所が順調だったということはあれど)、赤字じゃなくても8年間という時間は決して短くないが、信じ続...続きを読むけたことがすごいし、社会や弁護士業界や周囲の人に対するリスペクトを失わず、自身のプライドに固執せず、歩み続けたことがすごい。 何よりも、名門弁護士事務所で若くして大活躍していて、そもそも弁護士という社会的にはそれだけで十分その価値を認められている環境の中で、当時の弁護士のあり方に疑問符を投げかけられたことがすごい。 こんな人がいるということは、自分に勇気を与えてくれます。
私は最近まで法律家であると思っていましたが、マイナンバー検定試験一級を落ちちゃいました。そんな法律家いねーだろ、と思って「法律に詳しい」ことは前面に出さないようにしようかと思っています。 で、今日の最初の書評は、なんと私も使ったことがある「弁護士ドットコム」の代表・元榮(もとえ)太一郎さんの「弁護...続きを読む士ドットコム 困っている人を救う僕たちの挑戦」という書籍だ。 この「弁護士ドットコム」は優れたサービスで、Yahoo知恵袋みたいに法律相談を無料で弁護士先生がやってくれるという、ビジネスモデルだ。 しかし、これを考えた元榮さんは困った。弁護士法72条では、株式会社が報酬をもらって、弁護士を紹介することが禁じられているからである。 そこで、元榮さんはなんとか弁護士側と利用者側からサービス料を徴収できるかどうかに苦心に苦心を掛けられてきたのだ。そこが本書のよみどころだ。 最初、元榮さんは弁護士先生にサービス提供者になってもらおうとして、一万人の弁護士にファックスを送って、セミナーの参加を募ったが、セミナーに来たのはたった一人だった。したがって弁護士ドットコム株式会社は創業して8年間赤字だったとのことだ。 そこで元榮さんは、様々な戦略を模索する。まず友人のコネで朝日新聞に自社の記事を載せてもらおうとしたのだ。朝日新聞の記者に自分の熱い思いを語った元榮さんは、見事朝日への記載の件の了承を取り付ける。 しかし、そこは朝日新聞。一つだけ問題を出す。相談用の登録弁護士が40人以上いないとダメだというのだ。ここが踏ん張りどころ見た元榮さんは、様々なコネを使って、頭を下げまくり、弁護士の登録人数を増やすように努力する。「元榮が頑張っているなら」と言うことで、多くの弁護士が登録してくれて、弁護士40人はクリアできたそうだ。 ところが利用者がなかなか伸びない。そこでモバイル会員を増やすことを意識する。パソコン会員は、企業法務の相談が多いのだが、個人は離婚、不倫、個人破産などマーケットが異なるのだ。 したがって、携帯キャリアの公式サイトに載せてくれるように、営業に行くのだがなかなか上手くいかない。思案していると、裏口入学的な方法で担当者と直接話すという機会を得る。そこで改善ポイントを教えてもらい、その結果公式サイトに掲載されることになったそうだ。これは経営観点上、意義が深かったそうだ。スマホ会員は有料会員となる場合が多く、これが弁護士ドットコムの利益を生み、ついには黒字化に成功する。 紙幅の問題から詳細については、本書を読んでほしいが、元榮さんが一番嬉しいのは「こんなサービスがあって便利で助かりました」とか「怖いと思っていた弁護士の先生が親身に回答してくれて感激しました」とか言われる時で、これがこの事業をやって一番やりがいがあった時だそうだ。 私も本件で「弁護士ドットコム」を利用させてもらったが、正鵠を得た回答をえた。曰く「証拠として画像を残しておくこと、あとマスコミ関係が動き出したら違法捜査は出来なくなりますよ」と茨城の弁護士先生が東京の多摩地域である、小平市の一般人の質問に快く答えてくれたのである。大野は一応一万円くらい払いましたが、サービスには納得しました。 皆さんも是非興味のある方は「弁護士ドットコム」を利用して欲しい。
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