イスラーム国の衝撃

イスラーム国の衝撃

815円 (税込)

4pt

謎の「国家」の正体に迫る

イスラーム国はなぜ不気味なのか? どこが新しいのか? 組織原理、根本思想、資金源、メディア戦略から、その実態を明らかにする。

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イスラーム国の衝撃 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年04月14日

    ISは一見、信者からすると目から鱗のような新しいことを言っているのだと思っていたが「新しい思想を提示することへの無関心こそがイスラーム国の特徴」とあって、今まで知らなかった事実を本書に教えられた。
    ムスリムが一般的に信じているか、あるいは強く反対はできない基本的な教義体系から要素を援用している。

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    Posted by ブクログ 2017年01月03日

    イスラーム国(IS)について解説する一冊です。なぜ中東の情勢が不安定で、この地域でイスラーム国が台頭したのか?本書を読むとその背景がだんだんと浮き上がってきます。イラクを筆頭に米国の武力によって民主主義が破壊されてしまったという事実が中東地域をさらなる混乱に陥れたのではないか?そう思わずにはいられな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年05月05日

    発行から1年以上経ち、ISを巡ってはその間にも色々なことが起きているが、本書は中東の「今」を知る最初の一冊として最適であると思う。抑制の効いた文章が、著者の地に足のついた取り組みをよく表している。

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    Posted by ブクログ 2016年03月10日

    2014年6月以降、イラクとシリアの広範な領域を実効支配し、単なる「テロ組織」を超越した存在になろうとしているイスラーム国について、わかりやすく、論旨明快に叙述。

    イスラーム国の来歴(アル=カーイダ「ブランド」からの発展)、思想(ジハード論=イスラームの基本的教義の援用。異教徒や、ジハードを阻害す...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年02月18日

     うちの両親はカトリックで、毎週必ずではないにしても日曜日は教会でミサを受けるのが幼少期の常識だった。長じて、科学的思考に親和性を持ち、SFなんか読みふけっていた少年にとって信仰の相対化はたやすいことであったが、それに先だって子供心にまず疑問に思ったのは、ミサのあとの集会で「布教しましょう」とか言っ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年01月14日

    著者の専門とするイスラム政治思想史の知識に立脚したイスラム国の分析は説得力があった。イスラムの専門家といわれるものが、往々にして露骨にアンチ西欧に立脚して立論にしているのに対して、誠実な印象を持った。

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    Posted by ブクログ 2016年01月13日

    2014年に日本人がシリアで拉致されて斬首され、その衝撃的な映像で存在を世界に知らしめた「イスラム国」の正体を書いた本。
    欧州では、イスラム国の存在は日本にいるよりずっと身近であるが、日本に住む著者がここまで書くのはすごいと思う。
    アルカイダと何が違うのか、など謎の部分を丁寧に簡潔な文章で説明してあ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年12月23日

    イスラーム国関連の概要を知ることができた、ような気がする。巻末の関連書等も読んでみたい。
    今「つけ」が回ってきているのだなと思う。

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    Posted by ブクログ 2015年12月19日

    Islamic State に至る経緯、2015/1出版だが特に最後の二十年、その論理の位置付け、メディア戦略について知ることができる。
    知らないいことばかりだった。精読すれば膨大な情報が得られると思うが、理解しながら読むには相当な時間がかかりそうで、表面的にしか読めなかった部分も多い。
    IS がど...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年12月07日

    イスラーム国はアルカーイダの理念に共鳴した者たちが各地でローン・ウルフ型のテロを行う一方で、「アラブの春」によりイラクやシリアなどの政権が崩壊したことに乗じて組織化していった。



    イスラーム国が発する教義はイスラーム法学上は極めてオーソドックスであり、特別なものではない。

    イスラームを脅かす...続きを読む

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