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昔々、中国は東海郡藍陵(らんりょう)県。県令の子息、12歳の趙昭之(ちょうしょうし)は、徐庚(じょこう)先生の下で勉学に勤しんでいた。この先生、実はすっぽんの化身。その故か教育の術も独特、丘に登り市井の人事を観察させ世間を学ばせるというものだった。今日も2人が下界を覗き見ると……。不死の仙薬、人肉食、人面瘡。種々の怪異に、人々の欲が絡み事件は起きる。怪奇幻想ミステリー連作7編!
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Posted by ブクログ
これは文句なしに面白い!! スッポンの先生、中国歴史物、妖怪、どんでん返し、涙もほろり、と、内容的につまらないはずが無いんだけど、それにもまして文章が上手くて引き込まれる。
昔々の中国を舞台にした怪異譚。不死の妙薬や人肉食、人面瘡などなど怪異の味付けも面白く、狂言回しである県令の子息とすっぽんの化身の師弟コンビがそれを覗き見るという趣向も面白い。このふたりのやり取りも軽妙でいいんですな。段々面白くなってきたなと思ったら終わっていたという感じで、もっと師弟コンビを前面に出...続きを読むした話も読んでみたかったですね。
七つの妖異、七つの謎、七つの解決。めくるめく展開、潜む人生の不思議。 雑伎団的妙技に酔わされる森福版「聊斎志異」。
初めはすっぽんの徐庚先生と弟子の昭之が妖怪や怪異の関わる事件を眺めている、中華ミステリか?琥珀枕からの流れは、最後に向かってきれいに流れていき、面白かった。お父さんいろんな意味でイケメン。 面白かったが、中華風の名前は覚えにくく、時間をあけてよむと登場人物がごっちゃになってしまうので参った。
中国風味の不思議怪奇忌憚? 妖怪も人間も仙人も普通に当たり前に暮らしている世界のお話。 最初、視点がコロコロかわるので世界にはいるまで少し時間がかかったのですが、途中からはまったく気にならなく読み進められました。 すっぽん仙人・・・私もお師匠様に欲しいです・・・。
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