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灘、開成、筑駒……東京大学合格者数ランキングの「常連校」は数多く存在する。しかし、50年以上トップ10に名を連ねる麻布の校長は「東大入試のために6年間も使うのはバカバカしい」と断言して憚らない。校則もなければ、大学現役合格にもこだわらない。いわゆる「進学校」のイメージを裏切り続ける麻布。独自の教育と魅力を解き明かすべく、現役の生徒から図書館司書、保健室の先生、麻布が輩出した各界OBの証言までを徹底取材!【目次】はじめに/第一章 中学受験の難関校・麻布の内側/【麻布のOB その1】与謝野 馨さん(政治家、元財務大臣)/第二章 麻布の生徒は何を考えているのか/【麻布のOB その2】山下洋輔さん(ジャズピアニスト)/第三章 教員が見た麻布/【麻布のOB その3】橋本大二郎さん(元高知県知事、キャスター)/第四章 岐路に立つ麻布/【麻布のOB その4】中条省平(学習院大学文学部フランス語圏文化学科教授)/【麻布のOB その5】古川 亨さん(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授)/第五章 ある麻布の校長先生/【麻布のOB その6】河東泰之さん(東京大学大学院数理科学研究科所属)/おわりに
...続きを読むPosted by ブクログ 2014年12月06日
麻布という学校の生徒や先生たちのインタビューを通して、自分は何を大切にして、何に価値を置いて生きるのかを問われているような気持ちになった。
また、この麻布と照らして自分の中高時代を誰も思い出すだろう。あぁ、私はこうだったなぁ、と。自分がどんな価値観のもとに教育を受けたのかを知るいい機会となる。
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Posted by ブクログ 2022年11月01日
社会にでてからの輝きかたが“開成”と“麻布”とでは違うことを感じることが多くなってきたのでその理由をちょっと知ってみたくなった。
“なるほど”という側面を“麻布”の側からは覗けた気がする。
が、この日本の中で“麻布”を維持していくのは難しいのも感じた。ましてや未来に向けて発展させていくのは。
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Posted by ブクログ 2015年03月12日
自由と自立について考えさせられます。とても面白かったです。
書籍のタイトルからして、自分とはまったく接点がなさそうでした。僕は東京の中学・高校の受験事情や学校自体ほとんど知りません。
どうやら中高一貫の私学で、東大への進学率も高い男子校。しかしながら、他の進学校の生徒とはすこし異なる質を持った生...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月18日
「麻布」というと進学校のイメージしかなかったが、確かに「謎」の進学校である。
進学校というと、大学の進学実績ばかり気にしているイメージがあるが、麻布はそうではないらしい。
本来の「教育」を目指しているのだと、私は好意的に受け取ったが、現実はそうではないらしい。
確かに、進学実績を気にする親は多いし...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月15日
東京で男子御三家といえば、開成、武蔵、麻布だが、麻布は何かが違っているという気がしていた。よく分からないが、ガリ勉を格好悪いとみなし、都会的で大人っぽく、勉強以外に図抜けた得意分野を持っていて、その代わりに変な人が多いというイメージ。本書のタイトルは、そんな先入観に見事にフィットし、思わず読み始めた...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年11月28日
この本で麻布は変な学校という位置づけで、読んでみるとたしかにそうかもと思えます。進学校と思われているけれど、大学受験に特化しているわけではない、でも東大合格者数は50年以上トップ10入り。そういう意味で「変」なのだと思います。塾から見た麻布、卒業生が語る麻布、もちろん現役の高校生や教員(養護の先生含...続きを読む
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