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本書は、やきとりに関する初めての総合的な研究書かつガイドである。「歴史学」「文化学」「老舗学」「社会学」「名店学」「ご当地学」「こだわり学」「調理科学」「肉用鶏学」など、さまざまな切り口でやきとりの謎に迫るとともに、屋台からミシュラン星付きまで、北海道から九州まで、77軒の店を紹介する。
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Posted by ブクログ
勤務先が、京橋、新橋で、銀座にもよく繰り出す身としては、ここに登場する焼き鳥屋さんには馴染みが深い。伊勢廣、秋田屋、宮川、鳥栄などなど。ただ、美味しいと思って食べていたが、なぜ美味しいか、店の歴史、苦労がわかる。他の店にも行ってみたくなる。京橋、銀座、新橋のサラリーマンにお勧め。
赤提灯の煙モクモク店から、無煙で寿司屋のような白木カウンターのミシュラン星付き店まで。 もはや国民食として、揺るぎない地位を確立しているやきとり。 とは言え、その始まりや、店の暖簾分け、系図、炭の種類、置き方、焼きの方法、地鶏、銘柄鶏、知らぬことはかなり多い。 鶏の歴史を遡ると紀元前6000年。...続きを読む もちろん、現在の慣れ親しんだスタイルになるには室町後期から江戸中期。 歴史の隆盛と共に高級食材になったり、庶民食となったりと。 実店舗の名前も数多く出てくるので、改めて知る店の新たな発見もある。 体系的によくまとまった一冊でした。 やきとり。良いね。やきとり。
焼き鳥って大体どこで食べてもある程度おいしくて外れがないと思うのは自分だけでしょうか。 値段も安いし、迷ったら焼き鳥くらいな感あります(笑) 今日は焼き鳥についての本を読みました! 以下感想になります。 ーーーーーーー ある調査では、焼き鳥は「すし」を超えて外国人が好きな日本食第一位に輝いて...続きを読むいるそうです。 代表的な日本食の一つとなっている焼き鳥だが、 日本で焼き鳥が流行しだしたのは、意外に最近で、1960年代だといいます。 焼き鳥自体は江戸時代から存在していたものの、 現在の形態とは異なり、野鳥を丸焼きにしたものだったそうです。 大まかな日本の肉食の歴史は以下の通りです。 ・古代→普通に食べる ・675年→仏教思想に基づき肉食禁止法発令、表向きは肉食禁止に。 ・明治維新→牛肉、豚肉が食べられるようになる ・1960年代→ブロイラーの登場で鶏肉が安くなる 焼き鳥といえば鶏ですが、それは鶏には以下の利点があるためです。 ・食べられるまでの飼育期間が短い ・たんぱく質が多くヘルシー ・宗教的なしがらみが少ない 日本では、鶏は卵を産ませるのがメインという考えが強く、 焼き鳥として食肉メインになるのはブロイラーが出てからだったそうです。 ブロイラーは食肉用の鶏で40-50日で出荷できます。 通常の鶏が70日程度が多いので、この短縮はかなり大きい。 ちなみにほかの鳥として、例えばカラスはまずいと一般にいわれていて、 雑食性の都会カラスは確かにまずいらしいですが、 木のみを食べる山のカラスは割とおいしいらしいです。 肉は新鮮なほうがよいですが、 新鮮すぎると死後硬直で食べられないので、ちょっと待つ必要があります。 解体後、1日で60%、2日で半分くらい柔らかくなるそうです。 で、新鮮なものだと大体解体後2-3日のものがお店で出されることが多いそうです。 ーーーーー 本書は焼き鳥の焼き方から歴史までいろいろ知れるのですが、 本書を読むと焼き鳥食べたくなるので読む時間帯には注意が必要です。 あと巻末に焼き鳥の部位一覧があって焼き鳥の勉強もできます。 全21部位に分かれています。 さらっと読めて焼き鳥に詳しくなれる、オススメの1冊。 焼き鳥好きな人はぜひ読んでみてください!
やきとりの部位や歴史、お店の一覧など、読みどころ満載の本でした。あとでお店はきちんとチェックしておこうっと!
やきとりで鶏肉だけを出すということには,そんなに長い歴史はないことが分かった。各地のやきとりの違いも。大手町の全や連の店も紹介されていた。 有名店にも行ってみたいけど,手軽さ,安さがやきとりの魅力ではないのか。
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やきとりと日本人~屋台から星付きまで~
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土田美登世
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